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2023/4/12 読書感想文

これは先ほど見かけたツイート。

ついにAIで書いた読書感想文を提出する小学生が出てきたらしい。世界の流れは思っているよりも何倍も早い。

別にこれに対してどうこう言うつもりはない。

だってそもそも読書感想文は“難しすぎる“のだ。ならもうAIに任せちゃおうとなる子が増えるのも仕方なく感じる。

僕が小学生の頃に書いてた読書感想文といえば、とにかくあらすじや文章の読みやすさ、構成の妙、似たような境遇があった事など、とにかく“外側“の情報で文字数を埋めるような事をしていた記憶がある。と言うのも、“感想“と呼べるもの。つまり“自身の内から出てくるモノ“を上手く言語化するだけの経験や能力が備わっておらず、書こうと思うと「なんか良かった」や「なんか別に…って感じだった」くらいの事しか書けなくなる。当時はとにかくそれを誤魔化すためにあの手この手を使って文字数を稼いでいたのだ。というか、これは今ですら上手く書ける自信がない。

批評という場であれば話は変わってくるかもしれないが、そもそも感想文なんてもの書く必要があるのだろうか。という事も考えてしまう。結局文字数稼ぎにしかならないなら意味が無いんじゃないかって。恐らく、本来は“本を読みましょう“という事を言いたかったが、それだけだと読む人が少ないから感想文を課題として出していたのだと思うが。

んー…、だとしたら感想文そのもののクオリティ自体は重要じゃなくて、拙くても良いから取り敢えず読んだ証として書いてくれという事なのかもしれないな…。だとしたら一応読書感想文はやはり必要なのかもしれない。

読書感想文とか、朝顔の観察日記とか、リコーダーの練習とか、そういう小学生らしい宿題って大人になってからの方が全然楽しい気がしちゃうよなぁ。そしてそれらは今やったとしても難しいんだろうな。

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