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2023/9/14 ほつれる

・今日は『ほつれる』という映画を観に行った。良かったな。この映画はざっくりと言うと“不倫映画“だ。不倫は勿論、良くない。それはそう。でも、僕はこの手の映画がかなり好きなようで、とても楽しんで観ることが出来た。

・勿論、観てる間は不愉快だなとか思うわけだが、こういった歪な関係性が解かれて行く過程にはやはり心動かされる。皮肉なもので、人は全てが瓦解し、終わりの時になって初めてお互い1番素直な自分で話すことが出来るようだ。もう会えない人が、1番自分の良いところも悪いところも知っている人になる。自分にはそういう経験があるわけでもないが、なんだかあるような気持ちにさせられたな。

・劇中で「不倫相手の前だと“良い人“でいられるの…」みたいな台詞があってほーんって思ったけど、その後行った喫茶店で女子大生みたいな団体がすげぇ大声で「正直遊びの関係の方が全然楽だよね〜!ガハハ!!」みたいな話してて「めっちゃ地続き!」って思った。

・以前フォロワーに「作太朗さんっぽい」という理由で頂いた本を読み終えた。吉田篤弘さん著作の『雲と鉛筆』という本だ。お話は一応あるが、どちらかというとストーリーをなぞるというよりも、思考を深める作品だったように思う。

・確かに、「僕っぽい」と思った。ここが〜とか別に具体的な何かがあるわけではないが、全体に流れている空気感や文章の流れがなんとなく僕の読むリズムにとても合う。共感できる思考も沢山あったし、それがどれも素敵な表現でまとめられていたので、僕は嬉しくなった。そう、嬉しい。何よりもこの本を僕らしいと思ってくれた事が嬉しい。そう思える本だった。

・夕方に友人と会い、タイ料理屋さん『スコンター』へ行く。何やら“タイ政府認定のタイ料理レストラン“らしい。凄い!…のかな?

・どの料理も美味しかったけど、このプーパッポンカリー的なやつがめちゃくちゃに美味しかったな。そういえばちゃんと食べた事無かった。また食べに来たいし、家でも作ってみたいな〜。

・その後何か色々喋りながら名城公園などをフラフラと歩いた。なんか最近“ホラー“流行ってるくない?という話をした。いや、常々ウケてるジャンルではあると思うけど、ここ最近特にきてる気がする。単純に夏だったからかもしれんが…。

・でも、なんだか“インターネット発のオカルトホラー“みたいなのが、ここ数年かなりメディアでも見かけるようになったな〜と感じているのは本当で、中高生時代にオカルト板で洒落怖を読み漁っていた身としてはなんとも言えぬノスタルジーを感じることが多い。多分アレだろうな。自分と同じ世代くらいの人間が作り手側、書き手側になったが故のこの勢いなんだろうな。そう考えると結構アツい。

・そして僕も今日ちゃっかりと何やらインターネットっぽい怖そうな本を買った。はたして…。

・なんか最近何かと文章を書く機会が増え、周りの友人からは日記を褒められ、僕は明確に調子に乗り始めている。この日記が一年続いたら有料記事とか書いちゃおうかな♪とか考えてしまってる。実際どうなんだろう。息の根を止めるなら今ですよ。おやすみなさい。

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