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桜の季節過ぎたら遠くの街に行くのかい

こんばんは。さうです。

タイトルはフジファブリックの「桜の季節」という曲の歌い始め。
今年、身近な友達2人が東京を発つこともあって、このフレーズが頭から離れない。

本音を言うと寂しいけど、木の影から応援してる。また会える時を楽しみにして!

先週

さて、私は私で、先週、とあるカフェでお世話になってきた会社の人Aさんに退職することを伝えてきた。
「退職」というワードを口にした瞬間、Aさんは寂しそうな表情を浮かべて、ぽつりと「今の会社でやりたいことなんて無いですよね…」と言った。
どうやらAさんも今の会社の仕事内容の「幅の狭さ」を感じていたらしい。
しかしまぁ、覚悟はしていたけど、めちゃくちゃお世話になってきたAさんのそんな顔を見るのはやっぱり辛かったな。悲しませたくなかった。
でも、Aさんはやっぱり優しくてずっと大人で「さうさんなら何でも出来るよ」と言ってくれた。

Aさんについて

Aさんは、別の現場に居ながらも影でいつも社員のことを気にかけてくれている人だった。
新人時代、現場で右も左も分からず上司にバカにされてばかり、残業ばかりで辛かった時、電話越しに「調子どうですか?」というAさんの優しい声を聞いた瞬間、突然涙腺が緩んでしまい涙と震えた声を堪えながら「大変だけど、大丈夫です」と答えたことをよく覚えている。
辛い時は何でもない優しさが沁みてしまうものである。

まぁ、その後何年かしてその現場での仕事がどんどんキツくなり私生活も儘ならず休職せざるを得ない状態になった訳なんだけど(結果全然大丈夫ではなかった)
休職中は最もお世話になり、近くで支え続けてくれていた人だった。

とにかく優しくて、動物好きなAさん。
私が休職して間もない頃、どうして身体を壊すまでの状況に追い込まれてしまったのか、ゆっくり話を聞いてくれた。
当時ズタボロだった私に、いつも「あなたは頑張りすぎてしまうから、無理せずゆっくりで良いですよ」と言ってくれていた。

動けなくなってしまった自分を毎日責めては落ち込んでいた時に「頑張りすぎ」という言葉は自身の中で納得いくものでは無かったけど、過去を振り返られるようになった今では、確かに全てにおいて「頑張りすぎていた」。あるいは頑張る場所を間違えていたのだと思う。

Aさんや関わってくれていた社員さんと離れてしまうのは寂しいけど、これからは色んな姿を見せて恩返しできたら良いな。

今後

渦中にいると自身の状況や行動を客観視出来なくなり、冷静な判断が出来なくなる。当たり前のようにSNS等で名言(?)として拡散されつつある言葉だけど、本当にその通りなんだよねぇ…
私の場合は焦って無理矢理動くと良い方向には向かわないことを改めて学んだ訳だ。

実は「退職」自体はズタボロになる前からずっと視野に入れていた。「あと1年働いたら辞めよう」なんて呑気に考えてたら精神身体共々もう駄目になってた。(転職の気力さえも失われるって改めて働きすぎって本当にやべーな)

思いのほか、今の自分の決断に迷いは無く、今までにないくらいの"スッキリ"してる。やっと自分に正直になれた証拠なんだろう。

今後は全く違う職業にも挑戦してみようと思っている。エーーーーイ!って飛び込むぞ~

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