夏祭りの金魚のように
明日、学校に行くのがとても苦しい。
明日、玄関のドアを開けるのがとても苦しい。
でも、死んじゃダメ。
今、君の知っている世界が全てではないから。
今、君の住んでる世界は本当の世界のほんの一部でしかないから。
死ぬ必要が、ない。
狭くて息苦しいその世界は
夏祭りの金魚の水槽
今は自分で飛び出す術がないけれど
ほんの数年で気がつくはず
生きてさえいれば、どんな選択もできる
生きてさえいれば、世界は変わる
見たことのない明るい場所へ
どんな地味な金魚も行ける可能性がある
その世界では、君は輝けるかもしれない
いま、その世界を知らずに死んではいけない
生きたくても、生きられない子もいる
その体が許す限り
君には生きる義務がある
幸せになる義務がある
それが、生まれて来た者の使命
いま、それを捨ててはならない
がむしゃらでいい 格好悪くてもいい
明日を生きなさい
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