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エッセンスその15 場は人を世界を変えるか?或いは夜空の秘儀

さあさあ、いよいよ行ってみましょうかね。
ここは潔く一話完結で。

結局のところ30年近く何やって来て、何が見えたのか、その核心を真正面から語りましょう。

ここでも書いてるように、僕は場と言う言葉を使って来ましたね。実践的に1番やってきたのが、関係性によって心の深くを探求、共有することです。
関係性によって、その深みへ入り込む、そこで初めて場が生まれます。

それを実践と呼ぶなら、人を変える力があるか、世界を変える力があるのか、それが無いなら、極端な話やる意味がない。
或いは政治や社会運動でもするべきなのか。

まあね、最初からそこをみてましたよ。
それでね、確信がありました。
場こそが究極であると。最も力を持つものだと。

どんな状況であれ、どんな世界、どんな人にとっても、それは力を持てるのか。

僕が現場に入った頃、無数の問いが目の前にありました。人を通して、状況を通して難問に答えて見ろ、と。この悲劇を救えるのか、変えられるのか、と。

政治でも社会運動でも、お金を使っても、薬を使っても治せない救えないもの。思想、哲学、宗教、どんなものでも答えられない無数の問いとしての人の心。

それも時間を掛けて答えを出せば良いと言うレベルでなく、明日死んでもおかしくない、或いは生きてはいてもそれが地獄であるような状況を、さあ、と瞬間瞬間に問い詰められる現場で、見つけた答えがある。

だから問いはこうなります。
場は人を、世界を変えることが出来るか、と。
場はなんと答えたか、。
厳粛な、核心となるお話ですね。

もし引退していなかったら、これは語れませんけどね。

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