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この世は税金で出来ているという大嘘。

 政府が国民から徴税した税金で、道路や橋が作られ、警察や自衛隊や公務員がそれで雇われていると一般的には思われているのだが、その思い込みが政府の税収といった言葉や我々の血税といった言葉に如実に表れている。私たちが収めた税金で何かが作られているわけではない、という事実がもっと広まらなければならないと思っている。

 政府はまず貨幣発行(国債発行)により民間のサービスを買ったり(公共投資とか)公務員を雇ったりしてその後国民から徴税する。
 徴税は後で支出(国債発行)が先なのである。

 ちなみに税金の本質は、インフレ抑制、日本円の強制(税金は円でないと受け付けてくれない)、累進課税制度により国民全体の平等感を演出したりすることや、例えばエコカーを普及させるために減税してそれを普及させる政治目的のため、そんなところです。
 
 徴税というのはお金をこの世から消すことである、と言うとたいていの人は驚くであろう。
 メディアで発表されているいわゆる国の借金(この国の借金という許しがたいプロパガンダ用語、まるで国民全員が借金しているかのような)、現在2023年の政府債務残高は1200兆円だが実はこれは政府の累計貨幣発行の合計そのものである。

 現金紙幣=国債(政府負債)=銀行預金=小切手=手形=日銀当座預金=すべて振り出した人が負債計上される貨幣です。
 
 もし政府の負債1200兆円を全額返済するということは、言い換えたら税金で民間から1200兆円搾り取るということです w。
 そう考えてみれば政府がお金を発行しているという事実が理解しやすくなるのではないか?
 政府債務は増え続けるのが当たり前で、明治元年からに至っては3700万倍に現在も増え続けているが何も問題は起きていない。
 当たり前です。ただの貨幣発行なのだから。
 中世の王様が人民に金貨を配ってインフラとか作らせるみたいな感じです。

 政府はインフレーションの時は増税して通貨を回収してインフレを抑制すべきだがデフレーションの時には負債を計上して(お金を発行して)民間の赤字を埋めなくてはならないのである。
 民間もお金を銀行から借りることによってお金を発行できるが(信用創造)、同時に借入金という負債も計上されるので、結局信用創造では民間の純資産は増えないのでデフレの時にはその手段は有効ではない。

 民間の純資産を、言い換えたら政府の純負債を増やせるのは政府だけである。
 
 政府の純負債は民間の純資産である。

 それを証明するわかりやすい例として、第2次安倍政権の一律10万円給付金。国債にしたら12兆円だったのですけど、政府が12兆円負債を計上したら国民1人当たり10万円の資産が計上されたではないか。


 

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