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【vol.3】 活字療法士 元友海歌さん 「算命学・占星術を用い〝風の時代〟的スタイルで浄化」

 その言葉を読むだけで浄化を促す――。「活字療法士」という〝言葉により遠隔から人を癒すヒーラーのような役割の者〟を独自のジャンルとして生み出した元友海歌さん。「算命学」と「占星術」の統計学をベースに「心理学」を織り交ぜた唯一無二の鑑定は、「自分」という壮大な宇宙を旅するきっかけに。作家デビュー作となった『クリアリング【浄化】大全・太陽編・月編』(クローバー出版)のシリーズ本を昨年8月に発売。コロナ禍を機に、Zoomによる「星読み会」や「算命学会」「星読み誕生会」「ヨガ」などもスタートし活動の幅を広げている。

風の時代の到来、これからの生き方

 2015年に福岡発・活字療法士が綴る人生の秘密(算命学・占星術)の世界「breath」で仕事として占いをスタートさせた元友さんに、コロナ禍での鑑定、昨年12月22日のグレート・コンジャンクションにより「風の時代」に移行した世の中の変化について話をうかがいました。

――コロナ禍で客層や相談内容に変化はありましたか?

 「breath」としてHPを立ち上げメール鑑定を始めて6年目になりますが、コロナ禍以前から8割はメールなどのリモートでやってきました。なので大きな変化はなく、2割程度の対面鑑定をZoomで行えるようになったことくらいでしょうか。もともと「breath」にはあまり具体的な相談で来られる方が少ないのですが、コロナ禍により〝自分を知りたい〟という方はより増えた気がします。〝風の時代に適応できるような生き方を知りたい〟なども。

――「風の時代」というワードが出ましたが、年末のグレート・コンジャンクション以降、地の時代から風の時代に移行したのですよね。

 「グレート・コンジャンクション」「風の時代」というワードを知っている方がとても多かったのも印象的です。昨年12月22日、木星と土星が20年ぶりに会合、それが水瓶座で起こりました。1802年、グレート・コンジャンクションは山羊座に移り、以来「地の時代」が続いていたのですが、2020年12月22日以降「風の時代」に移行したのです。

 個性を発揮できる時代が来る(すでに来ている)と思っていて、「芸能人が◯◯をした」など自分以外のことばかりを気にしている人も多い中、自分の人生のことを考えたりするほうが時代に合っているのかなと。コロナで変わる世界情勢を受け入れ、もっともっと生きやすくやっていけばいいなと思います。

――ご自身の活動で「風の時代」の到来を意識するときは?

 シェアできる喜びというのですかね。算命学も占星術もヨガも、自分自身が学んで「これはすごいものだ!」と感動した世界です。その世界観をオンラインのツールを通して伝えられることがとても嬉しいです。風の時代になりリモートやオンラインのツールが当たり前のものになり、自己発信できることがすごくありがたい。どんどん発信していきたいなと思いますね。

 もともと、普通のことをしていても仕方がないと思って生きていて、占いもヨガも私のカラーでやっていきたいと思ってやってきました。この考え自体が「風の時代」らしいと思うのですが、時代にもっと自分を合わせていけたらと思います。


メール鑑定は先入観がないからこそクリアな鑑定に

――文字情報からの鑑定は、対面に比べて大変さもあるのでは?

 どちらをメインにとは決めてはいないのですが、結果的にメール鑑定の依頼が多いです。メール鑑定はもちろん顔も見えないし、声も聞こえない、文字だけの情報しかない。でもそれでも人を癒したり、勇気づけたり、活字だけではあるけれど、活字を超えてその向こうにある感情とかを想像力で発揮できるのが良いと思い、続けています。メールでも私の鑑定は色彩があり、感情があり、機械ではない、ということを大切にやっています。

 「対面」だとその人の情報がドバーッと入ってきますよね。肉体とか空気感とか…。メールには当然それが一切ない。フォーム項目にある「お悩みがあれば書いてください」という欄も空欄のことが多いので、「名前」「住所」「生年月日」だけのデータをもとにやっています。受け取った時点では当然何も感じ取れないからこそ、占いを使って感じ取れる。その人の物体がない分、すごくクリアに、先入観がないからこその鑑定ですね。対面をご希望の方にはもちろん対応しています。

――ご自身が人生に行き詰まったりした時の対処法は?

 自分自身でホロスコープのチャートとか運勢を観て、自分なりに判断します。結局は自分で全て決める。人からこうしろああしろと言われるのが苦手なこともあり、基本的に他人に相談はしません。癒されたいときには、読書やサーフィンやヨガをしたり。きっとそうして自分自身に問いかけ(相談し)ているんでしょうね。

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(写真)インタビューでは終始興奮気味だった愛犬ちゃんも一緒に

――元友さんの価値観が鑑定にも現れていますね。

 お客様にはお客様の世界があるので、その世界の中でやっていただきたいというのがあります。私の世界からものを言ってしまうと私の価値観になってしまう。ご自身の世界を守って欲しいなと、そこは大事にしたいと思います。実際、もともと「占い」そのものというよりも占いの考え方、「心の流れ方」「心の取り扱い方」のようなものに興味があって、それを巷では「占い」という言葉で表されますが。そうした見えない・掴めない世界に興味があったのですね。

占いは道しるべ、「答え」はあくまで自分の中に

――多くの鑑定をされて感じることは?

 これまでに1500人以上を鑑定してきましたが、最初の頃は「こうしなければならない」が強い傾向にありました。算命学という学問に対してものすごく敬意を抱いていて、気負いのようなものがあったのだと思います。マニュアルをもとにきっちりと伝えなくては…と少し重たかったんですけど、それが徐々に楽になっていった感じです。

 「こうであるべき」「こうしないとならない」ということではなく、その人の中にしか答えはない、と。なので、算命学をあまりやりすぎたり、一つのことにあまり囚われ過ぎると算命学の答えこそが「答え」になってしまうんですが、そうではなく、あくまでそれは道しるべとして、それぞれの人の中に答えがあるっていうのは一貫するようになってきました。

――ご自身が「算命学」と「占星術」に感動し、心惹かれた理由は?

 「こんなことまでわかるんだ!」って思いました。「占い」ってまだまだ娯楽的・オカルト的要素のイメージがあったり、特に男性は「そんなのやらん」って方も多いと思いますが、算命学の的中率、「こんな部分まで見えるの?」というのが非常に鮮烈でした。痛いところ・弱点もきちんと突いてくれるところが信用できるんです。星占いは一見ファンタジックなふわふわした感じがありますが、きちんと勉強すると非常に彫り深い。こんなにえぐるようなことも言うんだと…。

 物事には面と裏が必ずあって、裏側の部分を露呈してくれる。それを算命学と占星術には感じ、魅力に映りました。
 来月(4月)からは「算命学」と「占星術」のZoomおよび対面講座を予定しています。
(2021年3月14日)

\元友海歌さんひとくちコラム/ 
 先月からスタートした、月1回Zoomで開催の「星読み誕生会」(無料)。3月6日(土)は「魚座星読み誕生会」が行われました。太陽星座が魚座、チャートに魚座を持っている、魚座に興味がある…という人が集まって魚座をテーマに話す会。が、この日集まったメンバーはなぜか魚座が天体がない人たちばかりで、お子さんが魚座さん、魚座がチャートに2つあるが一人いる中で行うある意味おもしろい時間になりました。興味のあるテーマ、話題のシェアはもちろん、参加者同士のつながりも楽しみな会です。

【PROFILE】
元友海歌(げんゆう みか) 鑑定家として研究・活動しながら、遠隔からでも人を癒せることを目標として、「活字療法士」を標榜。読む浄化、読む癒し、をテーマに執筆を続ける。占い手としての活動では、新しい時代に沿った、自由な発想と柔軟性ある解釈で、算命学、占星術をベースに「愛ある鑑定」を目指している。鑑定数は1500人以上。占いを盲信してもらうのではなく、「自己解決能力を高める」お手伝いが信条。ライフワークは、サーフィン、旅、ヨガ、音楽、創作活動。

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