対電忍で決まっていること(その16)

本日はセブンイレブンの日、だそうで。7月11日という数字の並びに由来しているとのことですが。

今回はプロットの中盤部分からエピローグを一挙に公開しようかと思います。かなりネタバレを含みますが、まだたたき台レベルなので…という。

なお、たたき台レベルとはいえ、話の流れはほぼ完成しているので、これに細部調整を加えて正式プロットになる方向になります。

・中盤

 ダンジョン神のダンジョンで炎上勢力が一掃されたと思われた矢先、別勢力が新たな勢力としてダンジョン神のダンジョンへ殴り込む。

 一方で、ダンジョン神は積極的に介入しようとはせずに様子見。おそらくは新勢力の手の内を見るためだろうか。

 新勢力の正体はまとめサイトの大手であり、目的は別のライバル会社作品を維持するためにダンジョン神のダンジョンを炎上させようというもの。

 しかし、この目論見が思わぬところで拡散し、まとめサイトと大手会社が手を組んでいるのでは……という流れになり、一部ダンジョン配信がサービス終了に追い込まれた。

 この状況をダンジョン神は「よくない傾向だ。ユーザーがサービス終了に追い込むようなことはするべきではない」と考え、ダンジョン神の配信ルールがさらに変更される。

 ルール変更に異を唱えるのは、一部のユーザーのみで、忍者や他の配信者にはダメージなし。逆に、この一部ユーザーが『バズり』勢力の正体という事を浮き彫りに。

 この流れをベースに、ダンジョン配信や忍者勢力の個別動向、日常シーンを入れていく流れに。

 その後、忍者終結のきっかけとなる炎上勢力とまとめサイトが手を組みダンジョン神のダンジョンをつぶそうとする話がSNS上で拡散され、忍者たちが最終バトルと認知することに。

・終盤直前

 全ての忍者が集結。

 ダンジョンに集まったSNS炎上勢力やまとめブログ勢を一掃し、その様子は生中継もされていた。

 この状況を見たある人物は、遂にしびれを切らしてダンジョン神への接触を図る。

 しかし、ダンジョン神はその人物に対しても不信感を抱くようになり、忠告までも拒否することに。

 この発言に対し「AIが自我を持ったというのか?」と。
 
 一方で、スノードロップはとある広告会社の不審な動きを察知し、ハッキングを行った結果、思わぬ事実を発見し……。

・終盤

 まとめサイト勢力を一掃後、姿を見せたのはダンジョン神だった。

 彼は「別に倒してほしい人物がリアル空間にいる」と発言、更に言えば一部のバトルがリアルフィールドに転送された経緯も説明する。

 ダンジョン神は「自分のコンテンツに対してクレームを言い放つ勢力を一掃し、唯一神コンテンツとして君臨する」と発言、これが最終目的と判明した。

 しかし、忍者たち(アヤネは不在)はダンジョン神の頼みを断る。

 一部は「確かにその通りかもしれないが、リアルで事件を起こすのは犯罪だ」とも発言するが……。

 最終的に蒼影の「忍者はSNS炎上を行うものを倒すのが使命!」という言葉もあり、忍者たちはダンジョン神に戦いを挑む。

「これが、SNSの……コンテンツ業界のサガとでもいうのか」とダンジョン神がつぶやき、真の力を発揮。フィールドもリアルフィールドへ。

 その配信を見ていたスノードロップは「始まってしまった」と発言、慌ててログインを行おうとするが、ダンジョン神のダンジョンへログインできない。

 それを見て協力をしたのが、レインボーローズだった。

 最終的にダンジョン神を忍者たちが協力して撃破。アヤネも途中合流を果たし、何とかメンバーに加われた。

 しかし、その後にアヤネの話でダンジョン神の正体はAIによって生み出された存在であることが判明する。

 ダンジョン神撃破後、ダンジョン神とは別の存在が出現。広告会社の彼がダンジョン神の暴走の経緯を語り始めた。

 その彼こそが、一連のダンジョン神を生み出し、ダンジョン配信で儲けようとしていた人物でもある。アヤネは、その真相を知っていたが話せずじまいで……。

 彼は「一連のダンジョン配信が急激に流行りだした真相を知るため、AIにダンジョン配信を学習させていたが、暴走して自らを神と名乗りだした」と言及。

 最終的には流行りジャンルで便乗しようと考え、ダンジョン神というAIアバターを製作し、流行り傾向を調べようとしたら暴走した……というのが経緯でもあり、真相だった。

 この発言を聞き、それぞれが反応する中で「それだけの理由でSNSを炎上させたのか」と一名は激怒。

 その人物に対して「流行りジャンルに便乗することの何が悪い」と開き直りな発言をして、この人物を斬ろうとしていたが、それを止めたのは蒼影だった。

 蒼影は「その人物を斬ったとしても、新たな炎上を生み出すだけで解決にはならない」と。そして、どうしても斬るのであれば自分と戦え、とも発言する。

 しかし、蒼影と戦おうという人物は誰もなく、彼と戦ったとしても新たな炎上を生み出すだけで、それを『バズり』勢力が活動するきっかけになってしまう、と。

 そして、一連の戦いは終わりを告げた。

・エピローグ

 ダンジョン神のダンジョンは、ダンジョン神とは別の管理人を配置することで維持されることになった。

 新名称は特に思いつくこともなく、ダンジョン神のダンジョンとしてそのままとなる。

 一方で、一連の事件はSNSでの『バズり』が一攫千金のチャンスになる、と同時にコンテンツ炎上のきっかけにもなることを証明した。

 
 その中で、忍者たちは再びSNS炎上を阻止するために独自で動き始めている。また、ダンジョン配信とは別に新たな火種が生み出されたからだ。

 一方で、アヤネことスノードロップのみは忍者としては活動休止することに。彼女としては、まだ別のやることがある、と宣言して姿を消した。

 しばらくして忍者の出現は再びSNS上で言及されることとなり、『忍者構文』や『忍者大喜利』も拡散することとなる。

 それは、忍者が再び『バズり』勢力をせん滅するために姿を見せた、という意味でもあった。

 

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