さらぬわかれ 104

「じゃあ、今さくらと恒之新様が会えたのだから、恒之新様の無念は晴れたはずだよね?さくらの魂は桜の木から自由になって、桂お姉ちゃんの体に戻れるはずだよね?」
栄子は周りに同意を求めた。しかし、誰もが険しい顔をしていた。

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