さらぬわかれ 80

「もう…恒太に東京の高校を受験させようとは思っていないんですか?」
栄子は恒孝に尋ねた。

「だって君たちの恋を邪魔したら悪いじゃないか。」
恒孝はしれっと答えた。

ここから先は

295字
この記事のみ ¥ 100

読んで下さり、ありがとうございます。いただいたサポートは、絵を描く画材に使わせていただきます。