さらぬわかれ 9

引き戸を開けると、そこには恒太がいた。
「こんばんは~。」
気が抜けるほど満面の笑みをたたえて、鍋を抱えて立っていた。

ここから先は

173字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

読んで下さり、ありがとうございます。いただいたサポートは、絵を描く画材に使わせていただきます。