さらぬわかれ 11

栄子はあの時の男の子とクラスメイトとして再会を果たした。

「君の名前は何ていうの?」
久しぶりに「祟り」以外の関心を示されたことに戸惑いつつ、
「池上…栄子。」
とだけ小さな声で答えた。すると、恒太はまっすぐ栄子を見て、
「栄子ちゃんか。これからよろしく!」
と、手を差し出してきた。

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