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さくらゆき
2022年4月27日 12:41
栄子には妖刀【櫻葉】から靄のようなものが見えた。それは恒太の身体にまとわりつき、恒太の中に侵入していった。恒太は刀を握ったまま、虚ろな目で立ち尽くしていた。栄子は胸騒ぎがした。「あれ」は恒太ではないのではないか。