Facebook一択だったSNSを一念発起して手当たり次第やってみた
2010年頃からFacebookを始め、積極的に友達申請をしていたわけでもないけれど、FB上の友達は1500人を超えている。多いのか少ないのかわからないけど、この10年で私は離婚や再婚や転職や出産や起業など人生でめちゃくちゃ濃厚な時期を過ごしているから、その分人との出会いや別れもあり、この友達たちの多分8割くらいが「誰だったっけ?」のつながりだと思う。というか、私の方がほとんどの相手に認識されていないはずだ。本名だって離婚(前夫姓→旧姓)再婚(現夫姓)と3回も変わっていて、さらにビジネスネームに2回くらいは変えている。ほんと、「誰やねん、こいつ!」だと思う。けれど、私にとってはこの10年、FBが一番居心地の良い居場所だった。だからたまにだけどコツコツと投稿してきた。でも、最近はちょっと居心地の悪い場所になりつつある。潮時なのかもなぁ・・・・ということで、一念発起して複数のSNSに手を出してみたことについて書こうと思う。
Facebookに居心地の悪さを感じるようになった訳
Facebookに居心地の悪さを感じるようになった理由としては、単純に「いいね」が激減してしまったから。過去には友達数の10%くらいの「いいね」は投稿すれば大体あった。ところが最近はその半分、またはそれ以下なのだ。過激発言やネガティブ投稿が多くなったわけでもないから別に嫌われているとは思わないんだけど、承認されない悲しみは、意外に自分の生活意欲に影を落とす。SNSくらいでそんな、と思う自分と、小さく傷ついていく自分。それにしてもどうして「いいね」が減ってしまったんだろう?を自分なりに考えてみて、4つの理由で納得することにした。
Facebookの「いいね」が減少する4つの理由
1つ目は、まず先にも書いたように、名前がコロコロ変わることについていけない友達が多いのだということ。「誰やねん」(なぜ関西弁?)と思われているので、「いいね」のしようが無いのだろう。顔写真は変えていないにしても、名前の認識の方が大きいと思う。特に今、現夫の姓に自分のなりたかった名前をつけてビジネスネームにしているから大変。もはや過去の私はどこにもいない。そりゃ「いいね」されなくても仕方ない。
2つ目に、私が誰なのかは理解していても、私の変化はここ10年、姓だけでなく仕事や活動に関して、ましてや子供までできるという変化がありすぎてしまって、無意識かもしれなくても、やや引いていたり、もしかして呆れたりしていて「いいね」をつけたくない友達もいるのではないかということ。そしてそれはお互いに言えることだ。寂しいことだけど。こういうコミュニケーション上のちょっとした心の機微に気づきちょっとだけ傷ついちゃうのは、”知り合いのみ”のFacebookにおいて避けられないことなのかもしれない。リアルの人間関係もそうであるように。
3つ目には、私の価値観の変化で時間の使い方が変わり、人との交流が少なくなったということ。昔はとにかく新しい人と会うことが仕事だったと思っていたし、実際それが必須だったこともある。でも今は、ここにある人間関係だけの中で好きな仕事をすることが成り立ってしまった。もともと出不精なところを人と約束したことで活動的になれていた自分だけれど、必要ないなら必要以上に出かけなくていっか、というマインドになり、新しい人と直接会う機会が激減したというのはある。リアルに会って、またはなんらかの形で知り合いになって、友達申請をし合い、価値観を共有して共感して、というつながりが目的のツールなので、価値観が変わってきたり、ましてやリアルで会わなくなれば共感するネタも少なくなる。そうだな、最近人と会ったり意見交わしたりしてないよな・・・コミュ力が落ちたな・・・と感じることがよくある。これは自戒すべき点。コロナがあけたらもっと外に出よう。(いつになるやら・・・)
最後、4つ目は、自分の友達に多いカテゴリーの人たちの”FB離れ”が起きている!?ということ。インスタとかYouTube、そしてこのnote、他にもSNSツールは相当数あり、そちらに移行している人たちが増えたため、単純に投稿を見られていない、ということだ。このことに気がついたとき、私は自分の「いいね」が激減したことよりも、この4つ目の理由が一番ヤバい、と思ったのだ。自分はなんと狭い世界にボケっとしていたことか!!乗り遅れてしまう怖さ、というよりも、世の中はどんどん便利になっているのにそれを「知らないでいい」と思っていた自分に気がついてしまったのだ。アンチインスタ、とか、Twitterってよくわからない、とか言ってる場合じゃない!
さて、やっとタイトルのことに触れる。そんなわけでFB一択だった私、危機感を感じ、Instagram、YouTube、Twitter、アメブロ、Radiotalk、そしてnoteを一斉稼働させてみた。上記全てのツールはアカウント取得済み、だけどパスワードがわからないものが結構あり驚愕。過去にとりあえず飛びついてたけどなんもしてない自分を反省・・・。まあ、いっか。
さあ準備は整った。でも・・・何を書いたらいいんだろう??とりあえず反応なくても何か書いてみなければ。
左脳がよろこぶ、Twitter
最初に馴染めたのはTwitter。その名の通り、とにかく呟けばいい。なるほど、簡単。1日に3回くらい呟くことにもすぐ慣れた。反応なんて気にしない。だって誰か知らない人たちの情報もまるで増水した川の流れのようにガンガン流れていって、私もその流れの中の一つだと思えば、人の評価なんて気にならない。たまに誰だか知らない人の素敵な投稿を見つけると、なんだか得した気持ちになる。素敵だな、と思った投稿への「いいね」やアカウントをフォローすることを積み重ねていくと、次第に自分のタイムライン(川の流れ)が思考・好みが似た内容になってくる。うん、面白い。一方で過激な思想や内容にも触れることもある。なるほど、Twitterが炎上するっていうのはこの気軽さと自由さゆえ人のホンネが出やすいから、時に悪意に巻かれてしまうこともあるんだなあと理解した。
Twitterは、若い頃にやってたストリートライブ、あんな感じなんだな、と。
右脳がワクワクする、Instagram
Instagramは、未だにその使い方がよくわからない。ダイレクトメッセージなんて、数年前にもらっているのに今気づいたし(今更返事もできない・・・しかも知り合いからのあるメディアの広告モデルのお誘いだったという。勿体無い(涙))。そもそも自分からDM送ろうと思った時にどこを押せばいいのかさえわからない。けど今、ちゃんと他の人の投稿をみたりしてみて、確かに魅力的なSNSだ、と思った。Twitterがコトバで左脳を刺激する激流の川だとすると、こちらはビジュアルで右脳を刺激してくれる激流の川。ちょっとした空き時間に眺めているだけで幸せになってくる。おすすめフォローに出てくる芸能人のアカウントをフォローすると、見ているだけで優雅で華やかな気持ちになる。♡マークをポチポチ押してゆく。ただ正直、文章は読まない。だっていちいち「続きを見る」って押すの、めんどくさくない?私は美しいこの川の流れを止めたくないのよね。よっぽど何かどうしても見たくなるようなインパクトのある写真か、または好意を持つ知り合いのものしか読もうとは思わない。そう考えたら、文字はほぼ読まれないということを前提に、綺麗な画像を意識すればいいんだ。私にできること・・あ、趣味のタロットの一枚引きを載せてみよう。これなら苦もなくできるはずだ!ということでタロット1枚引き占いが始まった。好きなことなのでこれは楽しい。ささやかだけど人のためにもなる。続けられそう。今日で10日目。
で、何かに例えるとすると、これは・・・えっと、そうだな、AmazonプライムやNetflixなどのサブスクの画面のよう。番組や映画のタイトルがひし並んでいて、興味あるとこだけ押す、的な?
アイデア・ネタのメモに、Radiotalk
さて、あまり一般的なものでないかな?と思うのがスマホアプリのRadiotalk。その名の通りラジオみたいな感じで番組配信できるアプリ。渋谷のラジオのパーソナリティーやってる時にラジオオタクなゲストさんから教えてもらったのだけど、いや〜〜これは便利!私は今こうして文章を書いてはいるものの、書くことより話す方が得意だし好き。思いついたアイデアとかネタをアプリ立ち上げてすぐに吹き込める。そしてなんと、事前に簡単な申請さえしておけばPotcastに自動配信もしてくれる。さらにスゴイのは、アップした音源に対しJASRACに申請もできること!しかもカンタン。「歌ってみた」なんかをやりたいけどどうしたものか、と思っていたのだけど、これで堂々とオリジナル以外の曲も歌えるってもんです。番組内で流すこともできるしね。
録音時間には12分という制限もあるんだけど、話したいことを話すのにも、聞く側の長さ的にもそれで充分。さらに「いいね!」など反響もらえるボタンもあったりフォロー(クリップという)もできたり、パーソナリティー同士の交流もできる。楽しい。思いついた時に、一発録りで終わるからブログ書くより時間効率良し。喋った内容=ネタを落ち着いた時間にでも文字起こしする時間フロー作れば、この noteへの投稿も増えるから一石二鳥なんだけどな。まだそこまでできないか。あ、今思いついた。喋ってる時にスマホではRadiotalk、PCでこのnoteの「音声」を使って吹き込めば、一度に二つのツールから配信できちゃうね。今度やってみよう。
これこそ、歌うたいとしてはライブステージだ。一発録りの緊張感、聴きにきてくれる人はゲスト。シンガーであり喋り手の自分としては一番ワクワクするやつ。
生かさず殺さずのAmebaブログ
アメブロは、昔よく書いていた。実はブログは過去に3つくらい持っていて、ビジネス利用もしていたこともあったけど、なんだか絵文字キラキラのブログばかりだったり、自分もそれ的なキラキラ内容を書くことにも疲れてしまったというのもあり、まあ、今はそんなにやる気もないかな。けど生かさず殺さず的な感じで生かしておきたいw、という私の要望は、Instagramで叶えられた。Instagramは、タロット一枚引き投稿をアップする時に必ず聞いてきてくれるの。どこにリンクする?って。 TwitterやFB、アメブロなど。でも反映された感じがいかにもインスタからリンクしてますよ的なのが嫌で、 生かそうと思っているTwitterとFBはコピペで直接投稿してて、アメブロだけリンクしている。なんて便利。でも意外にも数件の「いいね」があり、投稿死んでるよりいいかな。
これは例えると・・・・・はもうやめよw
もうちょっと学んだら、Youtube
YouTube、こちらはもうちょっとしたら勉強する予定。動画撮影はハードル高いから・・・もちろんアカウント持ってるってことはアップしたことあるんだけど。まあ、結構な労力が要る。いずれ必要なこともあるだろうけど、一番後回しにしたいもの。1年くらい前に『YouTube集客講座』のお試し講座、なるものに行った。ユーチューバーになるものではなくて、ビジネス利用での使い方。うろ覚えだけど、なんか他の人気動画を便乘使いするような独自のSEO対策テクニックを使うと、関連動画として表示されるとかなんとか。今は進化しているのかしら。本気でやるならば、使う労力に対しての効果が少なすぎて挫折してしまうので、こういうテクニックも同時に学んで実行する方がいいように思う。Radiotalkみたいに一発撮りできればいいんだけど、動画ってものは細部に渡り気遣いが必要な面もあるし、少しでも編集しないとというのもあるので意外に時間がかかる。慣れもあると思う。これはまたいずれ。
noteの可能性
最後にここ、note。以前はアメブロで書いた記事をコピペする使い方だったんだけど、絵文字変換問題とか、改行問題とか、アメブロとは全然違う性質のものなんだね。今回noteに目を向けてみてすごくいいと思ったのは、アメブロのように行間や改行やレイアウトを気にせず、絵文字やら色付けなど考える時間よりも、思いをつらつらと書けることに時間を割けること。喋る感覚で文字を書ける。私のような言葉が溢れて止まらないタイプの人間にはめちゃ向いている。あ、さっきはRadiotalkに収録の時に音声機能を使って、なんて書いたけど、なんかのアプリの文字変換機能使ってそれをテキスト化しちゃってアップしてもいいかもね、と思った、今。素敵。
あと、noteはマガジン機能が秀逸!これ、今まで知らなかったことを悔やまれる。記事を投稿した際にマガジンを分類でき、それが視覚的に「いちコンテンツ」のように見える仕様は、色々なことをやってる自分にとっては活動全てを集約するホームページのような役割になるのかも。他にもマガジンの有料化とか、コミュニティ機能とか・・・まだまだ使い方が未熟なのでもっと深く追求していきたい。
note、大好き♡ていうか、こうして今スラスラと文字がかけていることで、今日好きになっちゃった。
まとめ
一度に色々なものに手を出したことで、それぞれのSNSには独自性があり、目的があるんだなと理解し実感できた。現状、私の使い方としては、タロットで「今日一日の運勢の一枚引き」を写真付きで、Facebook、Twitter、Instagram、アメブロの4つに載せていて、毎日動きがあるようにしている。これが一番向いているのはタロットの綺麗な絵柄が表示されるInstagramでしょう。Twitter用に言葉を選んで、FBとアメブロには存在と想いを表現できるように、同じタロット記事を活用していて、あとはそれぞれ、シェアしたい気づきや子育てのあれこれとか日常はFB、こんなことわざわざシェアしなくてもいいんじゃね?というような腹黒いつぶやきやヒラメキはTwitter、Radiotalkはアイデア・ネタのメモ帳、かつ、自分の人柄を知ってもらえるように活用し、そのネタをまとめるのにnoteは役に立ちそう。
今後の展開予定としては、それぞれのSNSの投稿にnoteのリンクを貼ってnoteに集約、自分のホームページ的な役割になってもらおうかなと考えている。訪れた人をがっかりさせず、自分に興味を持ってもらえるようになるためにも、ここnoteで中身の濃い記事をコツコツと書いていこうとも思う。うん。まずは習慣づけだな。毎日とかって課すのは嫌だけど。
現代は様々な表現を発信できるツールがあって幸せだね。SNSで感じる孤独感とかネガティブな面も充分に堪能したけれども、SNSの中でのコミュニケーションの距離感のバランスを考えつつ上手に付き合えば、思うままの生き方に活用できるものでもあると思う。世界が広がってゆく。本当にいい時代になったものです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
秋野櫻子