よしおかさくら

ブログと現代詩 今年から50代。家族は夫と高校生の息子。日本現代詩人会投稿欄入選。re…

よしおかさくら

ブログと現代詩 今年から50代。家族は夫と高校生の息子。日本現代詩人会投稿欄入選。recipe同人。 2021年びーれびしろねこ社賞優秀賞。2023詩と思想詩人集。詩集『プチフール一丁目に住みたい』

マガジン

  • 音読

    読みたいと思った時に読んでみます。

  • そうだ、食べ物の話をしよう。

    食べ物の話なら私はたくさん話せるに違いない。

  • It's happy Wednesday.

    テーマだけは毎回決めて書いて日記のようにはしないつもりでいます。また、軽い内容から重い事までなんでも取り上げたいと思っています。

  • 個人物見遊山 第一号 2019/2/28発行

  • SS

    ショートショート

最近の記事

血液型占い

私がまだ三十歳に満たない頃の雪の日 父が脳梗塞の為に外階段で倒れた カテーテル手術で復活したが その時初めて父の血液型が判明した O型の母から長年 AB型と勝手に言われていたのに A型だったのである やはりO型の母から長年 B型と勝手に言われていた私は 覆されてA型かO型と決定した B型とされてきた私はしばし呆然とした 今でこそ血液型占いの権威は消えたも同然だが 子ども時代にはかなり持て囃されていた 占い本は必ずB型の勝手さ横暴さを謳っており 私は勝手で横暴の類に分類されて

    • 目が合いました (朗読フリー)

      ガチでした 今夜はちょっとだけ やばいと思っていました いつもならフツーに 闇討ちを仕掛けてくるから 適当にあしらって 河原で逆に仲良くなって 明け方にはバイバイって感じだったのが 今度の奴は 真新しいジャージで二日も前から 走り込みして来たって噂が 列島を駆け抜けて行きました なんかやばい奴来たって 話の通じねー奴じゃないかって 内心ビビっていました 確かに遠くから目が合いました 負けねぇって 強く睨みつけました いかちいなって思って 足が震えました こっちも歳を取

      • カルタ詩 「太郎の結婚」

        あ 愛は地球を救えなかった い 言い切ってしまう不遜さで う うまく地球をなんとかしたい え 枝から落ちた木の実に過ぎない お 雄鶏が驚いて雄叫びを上げる か 蟹挟みをかけられて猿は瀕死 き 昨日のニュースを詳しく調べれば く 熊の目を逸らす為に黙らせようとしたって け 怪我させるつもりは無かったって こ 今度からはうまくやるって蟹のハサミが光る さ さるかに合戦はこうして幕を閉じ し 仕返しはしなくてよくなって良かった す 澄まして帰って行く蟹を見送る猿 せ 世界はやっぱり

        • 公共トイレについて考える

          どんな形ならみんなが納得して利用できるのか、ここ一年ばかり、考えてはやめている。きちんと自分の考えを述べておきたい。 まず、現在は男女で分けられているが、その必要はあるか。 正直なところ、男性の個室の使い方について、不信感がある。同じ便座に座るかもしれないとなった時、便座が上げっぱなしだったりしたら嫌だなぁと思う。男性だって個室使う時は便座上げたりしないよって思われるかもしれないけれど、もし小便器が置かれないようになったら、便座は上がると思われる。 え? 小便器無くなるの?

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        • 音読
          25本
        • そうだ、食べ物の話をしよう。
          1本
        • It's happy Wednesday.
          20本
        • 個人物見遊山 第一号 2019/2/28発行
          12本
        • SS
          9本
        • ミニノート
          4本

        記事

          #コーヒーとチーズ について

          例えば私はコーヒーとチーズと言いながら、平気で肉まんを食べる。サラダサンドイッチを食べたり、おやつを食べたりもする。写真の中だけでもチーズだけにすればいいものを、全て写している。それはなぜか。 私は貧血が持病である。治療して治っても、再び貧血になる。食物で摂取しても追いつかない。学生の頃や、会社員として働いていた頃に移動中、五回貧血で倒れた。だから朝食を抜かないと決めている。主婦になりずっと家に居るようになって、健康の為にファスティングを始めたが、朝食を抜くのが不安である。

          #コーヒーとチーズ について

          夕顔

          行き過ぎる牛車の、優美なこと。轍まで自信に満ち溢れたそのお方を、間違いなく高貴で美しい方がお待ちになっておられるはず。恋い慕うより先に妬みを覚えて、明るい月を眺めた。蜜がとろけるような光が満ち満ちている。きっと夜が来る毎に牛車の気配を確かめて、次は幾夜後のことなのか、数えて待ってしまうことだろう。堪らずに、紙を選び香を薫き墨を磨り筆を弄びながら、牛車を待つ。意外にもそれは夕暮れ時だった。道なかに車が留まり、従者の方が生垣に絡まった夕顔を家の者に所望したようだ。載せる物が紙では

          2022/09/20の音声

          「生ましめん哉」──原子爆弾秘話── 栗原貞子

          2022/09/20の音声

          2022/09/20の音声

          桔梗信玄餅

           どこの、だれの土産物なのか知らないまま、子どもの頃から信玄餅を食べる機会が度々あった。桔梗柄の布製バッグに入っていて、更にビニールの個包装がされている。既にきなこにまみれた餅に黒蜜をかけていただくお餅である。  おやつにと食卓に出され、きなこを散らさぬようにと言われ、ビニールを敷き物のように広げた上で、慎重に添付の楊枝を用いて、容器いっぱいに入っているきなこを少しもこぼさず、黒蜜をかけて食べる。また、きなこをこぼさずに食べられるのが微かな自慢でもあった。家族の中では少し得意

          2022/07/22の音声

          「自分の感受性くらい」 茨木のり子

          2022/07/22の音声

          2022/07/22の音声

          2022/06/16の音声

          さんたんたる鮟鱇 村野四郎 バージョン2

          2022/06/16の音声

          2022/06/16の音声

          2022/06/16の音声

          さんたんたる鮟鱇 村野四郎 バージョン1

          2022/06/16の音声

          2022/06/16の音声

          2022/04/22の音声

          無題(ナンセンス) 吉原幸子

          2022/04/22の音声

          2022/04/22の音声

          2022/03/10の音声

          「金魚」 松浦寿輝 ※途中で前のと繰り返していますが、正確には一度です。

          2022/03/10の音声

          2022/03/10の音声

          2022/01/20の音声

          「この写真に」藤富保男

          2022/01/20の音声

          2022/01/20の音声

          2021/11/04の音声

          一編ずつ音読 物見遊山 第一号 より 「サムディ」

          2021/11/04の音声

          2021/11/04の音声

          2021/11/04の音声

          一編ずつ音読 物見遊山 第一号 より 「球体」

          2021/11/04の音声

          2021/11/04の音声