クリスマス向け新商品に注目!おもちゃ見本市レポート
まだまだ暑い日もありますが、街にはハロウィーンの商品や飾りつけが見られるようになりましたね。
先日、浅草で行われたおもちゃの展示会に行ってきましたが、テーマは「クリスマスおもちゃ」。ハロウィーンよりさらに先ですが、おもちゃ業界のクリスマス商戦は、今頃から始まります。この時期に新商品を出し、展示会でクリスマス向けおもちゃを小売店や問屋にPRするのです。
私は既におもちゃ屋をたたんでしまっていますが、展示会には足を運び続けています。
生まれたときから父が経営するおもちゃ屋でおもちゃに触れ続けてきたので、おもちゃの流行や傾向はずっと注目していきたいと思っているのです。
今回は、「クリスマスおもちゃ見本市」で見たおもちゃの中から、私が注目したおもちゃやトピックをご紹介します。
1.大人も子どもも癒される 動くぬいぐるみ
日本は昔からゼンマイや電動など機械仕掛けで動くおもちゃの製作が得意で、戦後にはブリキのおもちゃはもちろんのこと、布で覆われた動物などの電動玩具が出回っていました。
その伝統は現在にも続き、近頃は手触りの良いぬいぐるみのような電動おもちゃが各メーカーで増えていると感じました。
ネコ、犬などペットとして定番の動物から、ペンギン、小鳥、ハリネズミなど人気の動物たちまで、種類も豊富です。声や音に反応して動き、鳴き声やおしゃべりが楽しめるものもあります。
どのおもちゃも、とにかくかわいいです。
大人も子どももデジタルで追われた生活の中で、かわいいもの、心地よい手触りのものに癒しを求めているのかなと感じました。
今回特に気に入ったのは、電動ではなく、操り人形のように動かすおもちゃ。「LIMBER LOUIE(リンバールイー)」(イワヤ)。
カラフルな毛と長いしっぽを持った不思議な生き物で、手足につながった糸を操ると、細長い体をふわふわと動かしながら歩きます。
身長(?)は50センチくらいでしょうか。
ぬいぐるみとしては大きめ、しかも動く楽しさがあります。
一緒にお散歩したら注目の的ですね!
2.寒い日もぽかぽか「おでん」のおもちゃ
おままごと遊びのおもちゃとして、食器や調理器具、食材のセットはたくさんありますが、今回「おでん」のおもちゃを見つけて新鮮に感じました。
おいしそうな色の大根、こんにゃく、はんぺんなど、好きな具を串に刺すことができます。タコの足など、具も絶妙ですね。
みんなでおでんパーティーしませんか!
3.乗って遊べる 本物そっくりな働く車
働く車のおもちゃも根強い人気がありますね。
ごっこ遊びのおもちゃ全般に言えることですが、「本物そっくり」ということが、子どもにとってはうれしいポイントです。
トイコーの働く車シリーズは、実際のメーカーの監修を受け、リアルに再現されたものばかり。
ショベルカーのショベルを動かしたり、クレーン車のアームを動かしたりとアクションも楽しめます。
また、乗って遊べるタイプもありました。ヘルメットも付いていますよ!
4.壁も天井も走れる! 大人も楽しめるラジコンカー
この商品にはびっくりしました。
いわゆるラジコンカーですが、床から壁、そして天井まで、重力を無視したように軽やかに走ります。以前も似たような商品はありましたがこちらは凄いです。
と言ってもなかなかイメージできないかもしれませんので、メーカー公式の動画をご紹介しますね。
LIVE STYLE TYPE-ZERO(京商)
以前の記事でも書きましたが、近年は特に、子どもだけでなく大人も楽しめるおもちゃが人気を集めていま。これもそのよい例だと思います。
これまでにない動きのおもちゃに、大人が夢中になってしまいそうです。
おもちゃ屋に行って、実際に見たり、触ったりするのがおすすめ
クリスマスプレゼント向けのおもちゃと言うと、ゲームソフトやキャラクターの合体ロボット、ライダーベルト、リカちゃんショップやシルバニアファミリー大きなおうち等が定番ですが、おもちゃはアナログからデジタルまで多くのものがあります。
また、おもちゃの動きの楽しさや手触り、サイズなどは、実際に見てみるとより魅力が伝わります。
たまにはおもちゃ屋さんに行って実際に目で見て、触って良いものは触って、子どもに(自分にも)に合ったおもちゃを探すのも楽しいですよ!
昭和27(1952)年から55年間続いたおもちゃ屋「さくらトイス」の思い出話を毎月更新しています。こちらもぜひご覧くださいね。
編集協力:小窓舎
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