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冬の木

昨日は頭痛がなかなか治らず、

作業にかかれないまま外の風にあたりに出かけました。

頭と目の痛みで廻りをゆっくりと眺める余裕もなく歩いていて

木の枝が目にとまりました。

私は葉を落とした冬の木の様子がとても好きなのですが、この時は

「この木の葉はどんな形だったっけ」という思いが浮かんできました。

いつも下を通っていて夏には木陰を作って貰っていたというのに

なんという失礼を働いていることでしょう。

その木の葉の形や幹の姿をよく見ていないとは。

人に対する時と同じように、言葉を交わす事はない存在でも

相手の事を覚えていられる自分でいたい。

そう感じました。

木の形などからネットで調べて、名前や葉を調べる事はたやすいでしょうが

私は春になって葉が出てくるまで待ちたいと思います。

調べた情報は普遍的なもの。

春まで待って自分で見て感じたものは私と木との関係。

いま私に必要なのは後者のほうです。

2019.01.11

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