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フォードは労働者を消費者に変えた。ネット証券は労働者を資本家に変えた。

個人投資家は増えた。

今や経済は投資家(資本家)と労働者を区別しない。両者は同一人物だ。「資本家vs労働者」の対立概念は古い。

 例えば、自社株を保有している労働者は、ストライキをやる意味がない。彼は労働者であると同時に株主(経営者の雇用主)だからだ。

 同じ理由で、従業員の賃上げを訴えても無意味。やれば株の配当が減るし、株価も下がる。意味があるのは自分の賃上げだけだ。

 「労使の対決」という言葉は、既にナンセンスです。

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労働問題は、多くの局面で今までと異なる視点で見なければならないでしょう。

ああ、ややこしい^^;

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おまけ

 こういう背景があるので、「聞け万国の労働者!」などとやっていた共産主義は根本的に死んだと思います。
 現実に、中国の労働者は不動産に大量投資している。やってることは資本家です。悲しいことに、ほとんどの人は大失敗でしたが^^;

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