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ほとんどの新技術は失敗に終わる。ほとんどの予測は外れる。

 私はEV、AI、量子コンピュータ、再エネ、自動運転は失敗に終わると考えています。

 理由は単純です。個別検討する以前の話として、ほとんどの新技術は失敗に終わるのです。
 これは技術史を見ればわかります。どれほど良い技術に見えても、長期で利益を挙げられるものは、ごく僅かです。50年以上残るものは百に一つぐらいじゃないですかね。

 言い換えると、現在普及している技術(工業製品)の裏には、その100倍の失敗作があります。それらは急速に忘れ去られるので話題にもならない^^;(注1)

注1:AIブームは1960年代以来、もう4回目です^^;
 ファジイ制御とかカオス理論とか覚えていますか?
 最近、トヨタが水素自動車の話をしていますが、水素エンジンで飛ぶ航空機が既に1960年代には真面目に計画されていました。(ボーイングB-52の改造計画)

 原子力船むつや六ケ所村の核燃料再処理施設の話はどうでしょう?
 エジソンの直流発電と送電網の話は?
 ナノテクノロジーやバイオテクノロジーも、しばらく話題がないです^^;
 超音速旅客機や超巨大旅客機、巨大石油タンカーも忘れられつつあります。
 スーパーコンピューターもそろそろ過去の技術になりそうです。

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 似たような話として、ほとんどの未来予測は外れる。これも実績から明らかです。

 経済予測や技術予測はことごとく外れてきました。
 また「文明崩壊、人類滅亡」系の予測は10年に1回ぐらい新種が出てきましたが、(言うまでもないですけれども)全部外れました^^;

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 将来予測に何かを賭けるのならば、「どれが当たりか」を考える前に、そもそも「当たりが何%ぐらい含まれるか」を知っておくべきなのです。
 そもそも「当たり」はほとんどない。あるいは全くありません^^;

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