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少子化は女性の権利向上の結果:多産は命懸け。かつ拷問に近い重労働です

 少子化の原因は色々言われていますが、単純な話だと思います。よく金銭面の話が出ますが違いますね。あれは男の目線でしか議論していない。女性の本音は、おそらく

 「妊娠、出産、育児は途方もない重労働だから」です。

 しかし最近まで女性はそれを主張できなかった。「産まない女」は存在価値がなく、社会で生きていく場所がなかったからです。

 日本では明治の富国強兵策の影響で、とにかく多産が美徳だった。女性は男に隷属していたので従うしかない。

 それが終わったのです。女性はNOと言えるようになった。だから自分が望む人数を産む。それが~2人です。(注1)

注1:日本では「女性は子供を欲しがるのが当然」という風潮がありますが、あれもマスメディアが作った幻想でしょう。いかにも男が好む価値観です。日本のマスメディアは、ほぼ完全な男社会です。女性の本音は無視されます。
 「子を望まないのは恥ずべきこと」と考える女性は多い。でも実は望まない人は多いのです。男も同じ。
 農業と商業主体の経済では跡継ぎは必須だった。だから「子無し家庭」は負け組だったのです。でもそんな時代はとっくに終わった。
サラリーマンなら関係ないです^^;

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 先進国はだいたいこの流れです。一方でアジア、アフリカ諸国はまだ「富国強兵策」。子供は労働力として重要です。
 また女性の権利が弱い。特にイスラム圏では妻は男の所有物であり、男の要望で子供の数が決まる。男は出産育児の苦労を知らないので、気軽に産ませる。避妊、中絶が実質的に禁止の文化も多い。

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