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アップルカーはもう終わり:時計屋が作ったAI車に乗りたいですか?

アップルウォッチのソフト担当者が統括するそうだ。

正気の人事とは思えない。市場が違いすぎる。

車が暴走したら人が死ぬ。そしてアップルウォッチはバグだらけだ。(注1)

注1:私は買って試しました。LINEが送れない、メールが受信できないは当たり前。でも、あの商品はそれでいい。8割がた使えればいいのだ。
 信頼性よりも低価格で早く商品化するのは正解だった。
 しかし自動車は違う。

 自動車を知らず、機械を知らない人間が統括して、自動運転車を製品化できるわけもない。

Appleもそれはわかっていると思う。彼らはハードウェアを販売しているから、ソフト屋に機械を作らせて失敗した経験は多いだろう。求められるセンスが違う。(注2)

注2:また自動車を原因とする死は避けられない。法律、倫理、医療、宗教、保険などが関わってくる、非常に厄介な商品だ。時計屋の手に負えるものではない。
 もっと言ってしまうと、そもそもAppleの手に負えるものですらない。一例を言えば、Appleには信頼性工学の技術基盤がない。それだけで無茶とわかる。

 たぶん、アップルは自動運転車は諦めたのだ。真面目にやる気はない。その真面目さの程度は、今後のこのプロジェクトの予算額で判明するだろう。今日の時点では、いくら投じるかは不明だ。
 100億ドルを開発投資するならば、少なくとも本気だと信じていいと思う。これは大した金額ではない。自動運転車は1兆ドルの市場だし、Appleの研究開発予算は1年で200~300億ドル程度だ。

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同社の自動車開発チームは過去数年、2つのアプローチを同時に模索していた。ハンドル操作と加速に照準を定めた限定的な自動運転機能を持つモデルの開発と、人間の介在を一切必要としない完全自律運転モデルの開発だ。
 
 非公開情報であることを理由に匿名で話した関係者によれば、「アップルウオッチ」のソフトウエア担当幹部で、自動運転車プロジェクトの統括役に新たに起用されたケビン・リンチ氏の下、エンジニアらは現在、後者のアプローチに重点を置いている。


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