ゴリアテは弱い。人体には適正サイズがある。
そもそも人体はデカければ良いと言うものではない。動物が今の大きさであるのには理由がある。
例えば大きすぎると隠れられないので、草食はもちろんのこと、肉食も死ぬ。狩る側だって、獲物に近づくには隠れる必要がある。
そして体が大きければ大量の食料が必要だ。無ければ死ぬ。
現実に、現時点で最も生存能力が高い哺乳類はネズミだ。動物全般に広げれば、たぶんアリが一番「強い」。
一方、アフリカゾウとクジラは絶滅寸前だ。大きい動物は「弱い」のです。
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大きい体が有利なのは、1対1で互いに隠れられない状況で闘う場合だけです。例えばボクシング。
例外中の例外の状況だ。
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別のケースとして軍人を考えましょう。
身長190cmの男は軍隊では使い物になりません。
まず戦闘機のパイロット、戦車兵は無理。物理的に乗れない。
目立ちすぎるし、市街戦&室内戦で圧倒的に不利、空挺降下も困難なので、特殊部隊も無理だ。
体が重すぎるので、山岳兵も無理。
同じ理由で船乗りもほぼ無理。艦内は狭すぎる。特に潜水艦は論外。
飛行機乗りも、ほぼ無理。
歩兵も無理。現代では装甲車とヘリに乗る必要がある。また100kgの男が倒れたら、運べない。
かと言って、後方任務をやるのも難しい。軍のテントやベッドは狭いのです。また大男は飯を食いすぎる。
そもそも、言うまでもないですが、現代戦で腕力は意味を持ちません。
あえて言うならば、武器弾薬を大量に運べるが、大男よりもハンビーがいた方がいい。
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民間人としては「強い」かというと、そうでもない。
家屋やオフィスは、標準サイズに合わせて作られている。
飛行機、車、電車も同じ。
食費がかかるが、体が大きくても給料は変わらない。
着る服がない。
接客業務では相手が恐怖心を抱く。
工場で働くにも工具は「普通サイズ」しかない。手がデカければ小さい部品は持てない。車を修理したくても、下に潜り込めない。
パソコンのキーボードは小さすぎるし、スマホはさらに小さい。
要するに、生活費は高いのに、仕事の選択肢が非常に狭い。
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大男はつらいのです^^;
結婚前は高身長とモテるかもしれないですが、結婚後は家庭内で邪魔だと言われるでしょう^^;
ほとんどのことは中庸が良いのです^^
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