見出し画像

「同一労働」って何?:誰が判断するの?

来月から「同一労働同一賃金」が適用されますが、これはデメリットの方が多くないですかね。

確かに、不当な賃金差別を無くしたいという理念は大事だと思います。しかし、工場のライン工だって、改善提案をする人もいれば、ミスしてラインを止める人もいる。「同一労働」なんて絵に描いた餅としか思えない。労働者は機械じゃない。100人いたら、100人が違うアウトプットを出す。

接客業だったら、もっと違いがはっきり出る。同じ店舗で二人の店員が、同じ商品を売ったとしても、一方は「一見さんで終わり」もう一方は「客がリピーターになる」なんてことは、よくあることだ(注1)。「同一労働」なんて存在しない。

不当な賃金差別はNGだ。しかし、成果にかかわらず同一賃金では、従業員の士気は下がる一方だろう。この制度はやめた方がいいと思う。ほとんど共産主義的な発想だ。

また、現実問題として、トラブルが起きた場合に対処する責任が発生するのは、派遣やバイトではなくて正社員だ。賃金が異なるのは合理的だ。

注1:これが明確に分かれるのは、もちろん風俗(ソープ)やキャバクラです。そして、もちろん彼女たちは「同一賃金」などではない。歩合制に近い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?