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日本は殺人が少ないのか?:たぶん違う。米国は銃を使うので他殺とすぐに分かるだけだ。

日本で「殺人」が年に何件があるのかは、実はさっぱり分からない。

わかるのは「警察が殺人事件として立件した数」だけだ。

そして、警察は基本的に「有罪にできそうな(証拠が多い)殺人」と「あからさまな他殺」しか立件しない(注1)

注1:「未解決事件」が増えると困るからです。
例えば、ライブドア事件の時に、ホリエモンの「同僚」の死体がホテルで見つかりました。これを沖縄県警は「自殺」として処理した。
しかし、遺体の腹には包丁が突き刺さっていたのです。これを警察は「切腹」として処理し、立件しませんでした。
「大人の事情」が垣間見えます。そんなものなのです。

「包丁が背中に刺さっている」、「見ていた人がいる」ぐらいにあからさまでなければ、他殺扱いしません。階段から突き落とされても、ビルから落とされても、船から海に落とされても、車で轢かれても、冬に屋外で酔っ払って凍死しても、泥酔して風呂で溺死しても、「事故死」で終わり。

現実的な大きな理由の一つは、警察官が忙しすぎるからでしょう。毎年、150万人以上の日本人が死ぬ。何割かは死因は不明。「変死」など掃いて捨てるほどいるのです。

ちなみに日本人の「行方不明者」が何人いるかも皆目分かりません。外国へ行った日本人が帰ってきたかどうかなど、警察は気にしない。あるいは北海道の山中で死体になっていても、誰にも分からない。それは殺人事件かもしれないが、死体がなければ誰も気付かない。

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一方、米国の殺人の多くは、銃を使う。死体に銃弾が残っていて、銃が近くになければ、他殺に決まっている。実にわかりやすい。
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つまり、あなたや私が殺される可能性は、そこそこある。そして、それは「完全犯罪」になるでしょう。
日本は確かに治安が良い。強盗や窃盗の被害が少ないので、それは明白。しかし、殺人事件が滅多に起きないかというと、そうとも言えないのですねえ。

そして、ほとんどの殺人事件で、加害者は身内の人間か友人です。気をつけて下さい^^;



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