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最低賃金アップは貧困問題の解決にならない。貧困層は「最低額」より稼いでいる。

じゃあ、なぜ貧困なのか?

出費が多いからです。彼女たちの多くはシングルマザーであり、典型的には3人ぐらいの子供を育てている(注1)。シングルマザーは、実のところかなり稼いでいる。昼夜ダブルワークで、夜の時給は高いからだ。

実際に最低賃金をもらっているのは、単に「稼ぐ能力が無い」または「稼ぐ気が無い」一人暮らしでしょう。彼らは多くの生活費を必要としない。おそらく貧困ではない。贅沢ができないだけだ。

また、彼らに必要なのは、目先の金ではない。「稼ぐ能力」です。職業訓練や教育を支援すべき。

なお、本人に稼ぐ気がないなら放置すればいいでしょう。その種の人々を養うほど、日本人は豊かではないはずだ。それに、シングルマザーに対する支援の方が優先度は高い。

注1:3人は多すぎると考える人もいるでしょう。しかし経済的観点からは、ゼロor3人が合理的だ。3人姉妹は助け合うからです。そして育児は1人でも3人でも、労力に大差が無い。例えば、子供が何人いようとも、夕食の準備は「一日に一回」だ。しかも、料理は長女が手伝ってくれる。あるいは長女が単独で行う。


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