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巨大企業のリーダーが自分の持株を売っている。

 ナデラ氏だけではない。ベゾス氏もマスク氏も、ザッカーバーグ氏、ペイジ氏、マー氏(アリババ元CEO)も100億ドル規模で売却している。総額は600億USドルを超える。

 また中国のハイテク資本は資金をNY市場から引き揚げた。これは表面的には米国から追い出されたように見える。中国巨大企業の多くが上場を取り消されたからだ。それは確かに一面の事実だ。
 しかし、もっと頑強に抵抗する手もあったのに、彼らはしなかった。

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 理由の一つは、米国政府がキャピタルゲイン課税を上げようとしていることらしい。

 しかし、税率はしょっちゅう変更する。特に米国は大統領が変われば変わる。だから株は保有したままでもいいはずなのだ。
 特に米国は、現在は高いレベルのインフレだ。米ドルは価値が下がっている。現金化するのは損なので、彼らは自社株をよその株に乗り換えている可能性が高い。というか普通はそうする。

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 これが何を意味するかというと、彼ら創業者たちは自分の会社はもう伸びないと考えているのだ。少なくとも株価は上がらない。

 MicrosoftもAmazonもTeslaも、もう上がらないとCEOが行動で示しているのだ。

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