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性淘汰:ヒトのオスの性淘汰は,あらゆる動物の中でもダントツに厳しかった^^

 ヒトのメスほど、パートナー選びに時間と労力を費やす生き物は存在しません^^
 ほとんどの動物では、オスは身体能力が高くて健康ならばそれで十分なのです。はっきり言って見た目の勝負w。そして受精したらサヨウナラならです。それ以外に用はない。欲しいのは精子だけ^^;

 だからヒトのオスは「自分は優秀だ」と強烈なアピールをする。それをしない個体は子孫を残さなかった。アピール大好き男が生き残り、その末裔が我々です(注1)。

 注1:なぜ「厳しかった」と過去形で書いたかというと、ここ千年ほどは厳しくないからです。一夫一妻制が主流になったので、大抵の男は子孫を残すようになった。
 結果としてヒトのオスの能力は、低下する一方のようです^^;

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 男の支配欲、権力欲はそんな感じでできあがったものです。これはある時期から暴走し、巨大な組織を作り、互いに戦い始めた。つまり国家です。
 そして科学は、それに付随して生まれた。科学があれば戦争に勝てたからです。もしも「戦争に勝てる」という要素がなければ、科学はこれほど「流行」しなかったでしょう。趣味でやるにはコストが高すぎる。

 そういう背景があって科学者の多くは男です(注2)。
 また、自然界に興味を持つのは男なのです。
 なぜかというと、女性の興味は圧倒的に人間に向かうから。ずばり自分の子供に強烈な関心を抱かない女性は、子孫を残せません。

注2:科学者は本質的に超アグレッシブです。「俺は正しい。俺は優秀だ。俺が一番になる」という過剰なまでの自信と欲求が無ければ、科学者としてはやっていけません。
 「真理の探究」は建前です。真理を見つけたって2番目では価値がない。その人は科学者としては食っていけません^^;

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おまけ
 たぶん男がいなかったら、戦争は存在しなかったでしょうね。そして科学も。それはそれで、良い社会です。人間が幸福に暮らすのに、科学は必須ではない。あれば便利という位置づけです^^

 敵意に満ちた世界で怯えながら暮らすよりも、日が暮れたら子供と並んで眠る生活の方が、望ましいのでは?

 暑かったり寒かったりしたら、温暖な土地だけで暮らせば良いのです。ヒトの個体数は、そもそも多すぎる。生活に不適当な環境で暮らそうとするから、科学の力が必須のように見えるのです。別に電気など無くても,幸せに暮らせる環境はあります。


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