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サービス業には大企業のメリットがない。小さい組織の方が良い

 大企業が有利なのは大量生産の工業製品だけだ。典型的には自動車。

 しかし、今や経済のメインはサービス業だ。この業界は自動車とはまるで違う。

 例えばラーメン屋をグローバル企業にするメリットはない。関東と関西で既にニーズが違うのに、日本とイギリスで共通の組織で事業を展開しても意味はない。仮に英国人がラーメン好きだったとしてもだ^^;

 むしろ個人経営で地域のニーズ、その時々の流行に合わせてスピーディに対応する方が強い(注1)。

注1:それ故に、私はAmazonも今が限界だと思っています。小売業のニーズは国によって差異が大きい。同じ事業体で商売をする意味はあまりない。
 ただし今日まではAmazonというグローバルの組織は意味が有った。ECという市場を作り出して世界に認知させ、システムを作り上げる(開発する)には巨大な投資が必要だ。強力なブランドも欲しい。それは巨大企業でなければ難しい。
 その先行投資ができるのは巨大企業だけだ。
 だからAmazonだったのです。ヨドバシカメラ単独ではEC市場を創出することは無理だった。
 しかしECは既にインフラとしてほぼ完成した。ここから先はグローバル小売企業Amazonの存在価値は小さい。各国でローカルに適した商売を(個別に)やった方が勝つでしょう。

 だからAmazonの事業も小売はもうメインではない。彼らの収益源はすでにクラウド(AWS)に移っている。
 ついでに言うと、創業者であるベゾス氏はAmazonを辞めてしまった^^

 巨大小売業Amazonの時代は終わったのです。

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まとめ(?)

 大企業が良いというのは昔話です。これからは小企業。たぶん数人~数十人の小回りの効く企業の方が儲かると思います。そして、労働者は社会の変化に合わせて次々と転職するのが良いと思いますね^^

 今や大企業は弊害の方が大きいのです。とにかくメリットが無くなった。潰れないのが最大の売りだったのに、普通に潰れますからね。そして採用されたってそこで一生働くわけでもないから、会社の寿命が長いことはメリットではない。

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 そういう意味では個人事業主が一番良いのかもしれません。腕に自信がある人なら、おそらくはそれが一番儲かるし、仕事も楽しい。
 それを選んでいる「賢い人」は既に大勢いるようです。
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おまけ

 私がこれを言うのは、多数の風俗嬢さんと話をしたからです。彼女たちは実質的に個人事業主です。自分の能力だけが頼りであり、環境の変化に合わせて店を転々とする。
 そして実に賢いし、儲かっているように見えますね。もちろん、そうではない人も大勢います。稼ぐ能力のない人は稼げない。それはどの職業でも同じです^^;



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