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ジャンル別・向いている読書媒体を考えてみた

現代は情報社会。書店を覗けば本当に、本当ーーーにいろいろなジャンルの本が所狭しと読んで主張をしてきますね。
この記事では、私が読む本をざっくりジャンル分けして、その本がどんな手段を使って読むのが適してるか考えていきたいと思います。

こんな人に読んで欲しい

・どんな手段を使って本を読んでるのか知りたい方
・本のジャンルによって、デバイスの向き不向きがあるのでは?と思ってる方

早速ですが、私が本を読む手段は以下の3種類。

・紙の本(気が向いたとき)
・Kindleアプリ(電車の中/お昼休憩の残り時間/入浴中などいつでも)
・オーディオブック(電車の中/朝の散歩中/夜寝る前)

上記のいつ、何を使って読むかの前提条件を踏まえて、本のジャンルの向き・不向きについて私が感じたことをまとめていきたいと思います。

ざっくり一覧化するとこちら。

・アウトプット特化の本(問題集など)▶︎紙の本
・インプット特化の本(教科書・参考書など)
▶︎Kindleアプリ
・ストーリー性特化の本(物語、漫画)▶︎Kindleアプリ
・技術書▶︎Kindleアプリ(内容によっては紙の本)
・デザイン特化の本(写真集など)▶︎紙の本
・使う本(料理本)▶︎Kindleアプリ
・自己啓発本▶︎オーディオブック(朝)
・自分に馴染みの薄い初級本▶︎オーディオブック(夜)

順に見ていきましょう。(気になったものだけつまみ読みでもOKです!)

アウトプット特化の本(問題集など)▶︎紙の本

問題集などのアウトプットを前提とした資料は、冊子形式だと手で押さえたり、折り目をつけて開いた状態を保ったりしないといけなくて不向きでは?と思うことがありました。

ですが、問題集は基本的に少なくとも2〜3巡、多い人だと5回以上やり直す人もいるでしょう。
その都度今回はこの問題を間違えた、と印をつける時Kindleアプリでは機能が足りないんですね。メモを残すことはできても、その間違いを俯瞰して見ることはできないわけです。

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手書きでいつどこを間違えたか書き残せて、後からそれを俯瞰して見られるのは紙の本の特権とも言えます。

インプット特化の本(教科書・参考書など)▶︎Kindleアプリ

アウトプット特化の本でもお話ししましたが、Kindleアプリでは手書きの難しいです。ただ、教科書や参考書などは問題集と比べると、さほど手書きのメモの量は多くないと思います。マーカーぐらいならKindleアプリでも引けますしね。

それよりもどの端末からでも閲覧できる利点を有効活用し、すきま時間を使っていつでも読み返せる環境作りを意識し、Kindleアプリを使用することが多いです。

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ちなみに紙の本しかない教科書については、面倒ではありますが時間をとって、データ化(PDF)してから読み始めると、これもすきま時間を有効活用できるので便利です。

ストーリー性特化の本(物語、漫画)▶︎Kindleアプリ

物語や漫画などのストーリー性が高い本は話の流れが重要になってきます。
電車の中でオーディオブックを聴いていて、すごくいいところで中断をしないといけない場合、とても切ない気持ちになった経験があります。

また私が読むストーリー性の高い本というのは感情移入しやすい本で、個人的にそういう本は、何かをしながら作業で読むのには向いていない。オーディオブックで聴くのは不適切かと思っています。

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かといって紙の本として保存しておきたいほどの名作、と言うものは私にとってはさほど多くはないんですね。まずはKindleで読んでみて、どうしても手元に残しておきたいものだけ紙の本として再購入するようにしています。

技術書▶︎Kindleアプリ(内容によっては紙の本)

私は本業がエンジニアなので、必要に応じてプログラム関連の技術書を購入します。ただし、技術書の1番のネックはとても分厚く重いこと。正直なところ、極力紙の本での購入は避けたい、というのが私の思いです。この手の技術書って数ヶ月単位で新しい記述ができるようになったりと変化が激しく、物質としての本を持っておくのもどうなのかと思うところもあります。

探す順番として、まずはKindleで欲しい情報が載っていそうな本を検索します。
ここで出てきた情報がほとんど英語版だったり、日本語の本でも超基礎的なものしか網羅していそうにないものしかなかった場合は、諦めて紙の本を探します。

ちなみに技術書かどうかにかかわらず、紙の本を探すときは、基本的に書店に赴いて探します。紙の本との出会いも少なからず重要と信じているところがあり、赴いた書店にあった本が今の自分に必要なベストの本と考えることにしています。

デザイン特化の本(写真集など)▶︎紙の本

個人的な話になりますが、私は古いお城を見るのが好きです。
こういう写真集を眺めるのが好きで、これに関してはディスプレイ越しに見るのではなく、紙として残しておく、重みを感じることを重要視しています。

これに関しては人それぞれかもしれないです。同じデザイン重視の本であっても、次に出てくる料理本のように実用性の高いものに関してはKindleで見るので、人それぞれ興味の違いによって読む手段が変わるものかなと思っています。

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使う本(料理本)▶︎Kindleアプリ

こちらは何となく想像ができると思います。料理本や手芸関連など、「読む」というより「使う」本というものは見ながら作業をするため、紙の操作が負担になることが多いんですよね。

またその本を参考にすればするほど、紙の本だと徐々に紙がよれ、紙が劣化し、本がどんどん汚れていきます。そうなるとその本を手にすること自体億劫になってきますよね。

デジタルであればその心配はなく、多少濡れた手でディスプレイを触ったり、片手での操作も問題なし。なのでKindleアプリを重用しています。

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自己啓発本▶︎オーディオブック(朝)

自己啓発本のように自分に直接関係のある本というものは、ただ文章を音読してくれるだけで理解できることが多いです。その状況になったら、自分はどんな思考をして、どんな行動をとるかなんて、図式化して考えるほど大層な行動はできません。

自分のことなので、事前知識が5割くらいはあって、少し今後の人生に役立つ情報があるかもしれないし、ないかもしれない。仮に得るものがなくてもダメージは少ない。そんな本を、私は朝の散歩のお供にオーディオブックを利用して聞き流します。

ちなみに体を動かしながらオーディオブックを聞く時の最大のデメリットは、メモが取りづらいこと。
Google Keepなどのメモアプリを使用して、音声メモをとってもいいのですが、ちょっと想像してみてください。目の前を歩いてた(走ってた)人が、突然立ち止まり、スマホを取り出すやいなや、よく分からないことを呟き出すその光景を。
そこまで他人の目を気にする必要もないといえばないのですが、私にはちょっぴり抵抗があり、一度音声を止めて、フリック入力します。正直、ちょっとめんどくさい。音声にワンタップでブックマークつける機能とか実装して欲しい。

自分に馴染みの薄い初級本▶︎オーディオブック(夜)

私の経歴上理系大学を卒業し、紆余曲折あるもののエンジニアを細々と続けたこともあり、社会で生きていくために必要な最低限レベルの政治・経済・心理学・哲学の知識がほぼありません。(※学生時代に逃げてたともいう)ちなみに英語はGoogle翻訳機能の恩恵で凌いでるので今回は省きますね!

でもこの知識たち、必要性を感じるのは社会に出てからなんですよね…。
こういった馴染みが薄いけど必要に迫られている知識は、まずはタイトルに「初めての〜」とか「やり直し〜」とかがついている本を聞くようにしてます。いくら初級本でも、目で読むと理解が追いつかなかったりダレたりする危険性を極限まで下げるため、理解できなくても強制的に進められるオーディオブックがおすすめ。ちなみに外の騒音が激しい朝より、寝る前の比較的静かな環境で、少しでも理解しつつ、いつ寝落ちてもいい状況で聞くのが個人的には好きです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。今回はご紹介する数が多くてちょっと読みづらかったらごめんなさい。
私が見落としてる、もしくは普段読まないジャンルの本で、これはこんな読み方がおすすめだよ〜などの情報があれば、ぜひコメントで教えてください。

それでは〜!

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