高校生活と世界史とわたし

広大な梨園の敷地に囲まれた
とある高校

のびのびとした高校生活、
とは程遠い、界隈では超厳しくて有名な学校だ。

今は、偏差値がかなり上がったようだけど
卒業生の私からしたら、絶対に行かせな、あっ。

少し前なら封印していた10代。
だけど、変わっている学校であるがゆえに
面白いエピソードもいっぱいある。

今回も、ご縁をいただいた
チェーンナーさんからの記事にあった
企画に乗せていただこうと思います。

普通の高校生活って、どんな感じなんだろう?

私は、団塊ジュニア世代
1学年20クラス以上あった。

授業の教科ごとに、成績順でクラスが変わる。
休み時間ごとに民族大移動だ。

ちょっと、いや、かなり変人だった
世界史のA先生。
無表情で感情が読めない先生だったわ。

この先生のおかげで、
ある歴史上人物が忘れられない日となった。

*************

先生:はい、次、さくら読んで。
(ぶっきらぼうに)

さ:・・・メッテルニヒが・・・・

先生:えっ!?違う!!!

さ:ん?・・メッテルニヒが・・・

先生:おまえには、メッテルニヒに見えるのか!?

さ:えっ?(初めて知った名前でさくら動揺)

教科書をよく見てみると
な、なんと・・・

メテッルニヒ

なんと、メとテの間の「ツ」ではなく

テとルの間に「ツ」が入っていたのだ!!!

そう!誤字
教科書に、ま、まさかの誤字だ!!!

実在した歴史上人物は、メッテルニヒ
教科書の誤字は、メテッルニヒ

実は、先生は誤字であることを知っていた。
もちろん、メッテルニヒが正しいということも。

だけど、ちょっとした笑いを取ろうと
私をダシにして
この誤字、メテッルニヒを何度も読まされた。

クラス全員の前で、
何度も誤字を読まされる。
カタカナが苦手な私は、何度も読み間違える。

当時は、メンタル強くないし、
恥ずかしい想いでいっぱいだ。

今なら、ひと返ししたいところだけど
ふふっ。

メテッルニヒ

ぜひ一度、声に出して読んでみてほしい(笑)

一生忘れられない
メッテルニヒさんは、こんな方

私は、この日を境に一気に
世界史が嫌いになってしまったのでした(笑)

私の教科書で出会った物語は、
教科書の誤字
(笑)

せっかく素敵な企画をしてくださったのに
こんな物語で申し訳ありません。

他の方達は、素敵な物語です。
せひみなさんのも読んでみたいです。

最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました。


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