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サクラサクのクレド

サクラサクには日常会話、1オン1、ミーティングの中、あらゆるシーンで使われる3つの四字熟語が存在します。いわゆるクレド、行動規範。これは掲げるだけではただの飾り物で、念仏の如く、言い続け、メンバー全員に日々の言動に浸透させなくては意味がないと考えています。

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そのクレドの1つ、中核に先義後利というものがあります。このクレドのルーツはねぎおの前職である株式会社オプト(現:株式会社デジタルホールディングス)が掲げており、在職中に激しく共鳴しました。それ以来、ねぎおのビジネスのみならず人生の中枢に置きたい価値観と考え、サクラサクのクレドにも設定しました。

社歴16年間の存続危機の数々

今期17期目の弊社。コロナの影響をがっつり受けながらもなんとか存続させることができています。感謝、感謝。ただ過去を振り返れば、存続の危機なんてものは数年に一回のペースで起きています。

◇サクラサクに起こった存続危機
2006年 メイン商材の終焉
2008年 リーマンショックに伴う市場不況
2011年 東北大震災に伴う市場不況
2013年 M&A話の浮上による存続危機
2016年 メイン商材の終焉&組織崩壊
2019年 教育不足による顧客クレームからの存続危機
2020年 コロナに伴う市場不況

こう振り返ってみると危機と危機の合間を生き抜いているようですねw
またこれ以外も大口の取引先から解約、クレームトラブル、幹部の退職など数え切れないほどのピンチを乗り越えてきました。数多のハードシングスによって、私個人も組織も成長してこれたように思います。


ピンチを救う救世主の存在

この約16年間の危機的状況を振り返ると危機に瀕したタイミングって、必ずといっていいほど、救世主が登場します。それは新たな取引先を紹介してもらえたり、新たな協業の話をいただいたり、新商材の開発を一緒にしようとお声がけいただいたり。この救世主の存在がなければとっくに会社は潰れるか、他のどこかの傘下に引き取られていたのではないかと思います。

では、この救世主は何者か?なぜ我々を救ってくれたのか?

ここに会社を今後も存続させるヒントが詰まっています。その根幹にあるのが先義後利の精神だとねぎおは実感しています。だからこそ、改めて、言語化しておきたいとこのNOTEを更新することにしました。

先義後利の本質

この言葉のルーツは中国にあります。

儒学の祖の一人、荀子の栄辱編の中にある「義を先にして利を後にする者は栄える」から来ているそうです。義を優先すれば利(お金)は後から付いてくる。

ねぎお自身も長らくそう解釈して実践をしてきたのですが、改めて、振り返ってみると利とはお金のことではないと考えるようになりました。

”相手の利を優先させればあとから利益はついてくる”。こんな打算的に考えは、費用の先払いか後払いかの違いしかありません。コストを先出しして、売上を後から回収し、結果、利益が出たからビジネス的にOK。こんな短絡的なものが、先義後利の神髄ではないということです。

もちろん、ビジネスです。収支は大事ですし、綺麗ごと抜きにして、お金がなければ倒産してしまいます。その理屈は正しいと思います。

ただ商売とは理屈で説明がつかないところで決まってくると多くの経営者と接する中で感じています。スキルやノウハウなどの理屈で商売ができるなら、ビジネススクールに通ってMBOでも取得すれば誰でも経営者になれます。この理屈ではない部分、商魂こそ経営者に必要な精神(センス)なのではと感じます。

先義の義とは理屈やソロバン勘定抜きにして、”この人の為なら、利益度外視でこの身を投じて報いたい”そう強く思って行動すること。その結果、太くて長い信頼関係が構築されます。後から付いてくるのはお金ではなく、信頼です。信頼は次の仕事を生んでくれます。この仕事という言葉は期待という言葉に置き換えられと思います。この先義後利の連鎖が信頼関係の強烈なスパイラルを生み出すのです。信頼が複利的に爆増していくイメージです。

相手の難題

身を投じて解決にあたる

信頼関係が生まれる

新たな課題(期待)

身を投じて期待に応える

さらに強い信頼関係へ


組織を存続させる為の必須要素

会社を存続させる為には必要な要素はなんでしょうか?
・豊富なキャッシュ?
・強いビジネスモデル?
・イケてる商材?
・豊富な取引先?
いろいろあると思いますし、会社によっても異なると思います。

我々の16年を振り返るにサクラサクがここまで存続できた理由は、SEOに特化したからとか、ビジネスモデルを切り替えたからとか、運がよかったとか、ましてや経営者が優秀だったから、そんなことではないと考えています。

その答えは先義後利という商魂が組織の根幹にあったからだと自負しています。

特に苦しい時は目先の利益が喉から手が出るほど得たくなります。不況、目標未達成、赤字、、、、ピンチは付き物です。厳しい時こそ、自己都合ではなく、相手に利を優先できるか?ソロバン勘定ではなく、この商魂センスをもっているかが肝です。

先義後利の商魂の原点は?

サクラサクはねぎおが社長を担っており、社長自ら積極的に表舞台に立ち、陣頭指揮を執っています。だからこそサクラサクの理念、ミッション、クレドはねぎお自身の想いが強く出ていると思われがちなのですが、実はサクラサクという企業を支えるこの先義後利の商魂は会長である林さんから来ています。

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※ボスとうちの愚息のツーショットw

ねぎおが初めて林さんに出会った15年前、初の商談の時から先義後利の精神がそこにはありました。それから協業パートナーとなり、傘下に入り、ボードメンバーになるわけですが、いつのフェーズにおいても、考えの中心には先義後利があります。そして今でも難しい結論を迫られたとき、必ず、林さんだったらどう意思決定をするか?を考えます。

まとめ

今週も先義後利の精神に基づいて1つの大きな決断をしました。この決断か正しいか否かは目先の利益では判断できません。理屈抜き、損得勘定ではなく、サクラサクがかっこいいと信じる決断を今後もしていきたいと思います。こうしたブレない決断の連続が企業の生存力を高めていくと信じてやみません。

PS こんな暑苦しいサクラサクでは、一緒の戦ってくれるコンサルタントを募集しています。





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