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前回のエントリーで17年会社を存続できた理由を書き綴ったところ、読んでいただいた方に会う度に様々なコメントをいただき、非常に嬉しく感じております。生き方や働き方が多様化する中で、弊社のような自由な発想の会社が1つくらいはあってもいいのかなと自信が持てました。

さて仕事も勉強もどんなことでも継続することは本当に難しいことですが、その難しさの1つが今回のタイトルになっている、信頼を蝕んでしまっている行動にあると思います。

いきなりですが、質問です。

・上司との会食。ご馳走になった時、どのようにお礼を伝えていますか?
・初めての時と10回目にご馳走になった時、感謝の想いや態度は変わっていませんか?
・上司とランチに行く時に財布を持っていってますか?w

人間にとってとても大事な能力に『忘却』と『適用(慣れ)』があると思います。この2つのおかげで、人間は悲しみや苦しみを乗り越えることができます。また突然の変化にも適応し続けられるのだと思います。

人間は忘れやすく、慣れやすい生き物です。

最初は特別だった出来事も、慣れていく生き物なのです。
”喉元過ぎれば熱さを忘れる”、このことわざはまさに人間の性を証明しているようなものだと思います。いろいろなことが知らぬ間に当たり前になっていくのです。

GIVER(ギバー)とTAKER(テイカー)の話は、下記、書籍がベストセラーになってから非常に広く知れ渡ったのではないでしょうか。

ビジネスにおいて最も大切なことはなにか?

ねぎおは信頼関係だと断言できます。
いやビジネスだけではないですね。人間関係、家族関係、夫婦関係、友人関係、人生は信頼関係が全てだといっても過言ではないと思います。

強くて長い信頼関係を築くためには、どうすればいいか?これを考え続けることが仕事であり、さらには人生であると言い換えられかもしれません。

何をもって、幸せか?成功か?を定義することは難しいですが、人間、一人でできることはたかが知れています。人とつながることで自分一人では成しえないことができたり、喜びが生まれます。だからこそ繋がり、そう信頼関係が最も大切なのです。それ故にサクラサクは先義後利、凡事徹底など信頼関係を重んじる行動指針を掲げています。

ビジネスにおいて、SEOに詳しいとか、エンジニアとしての技術力とか、しゃべくりの達人で営業の天才とか、そういった実務スキルは成功するためにはもちろん大切かもしれません。しかし、それは車輪の片輪でしかありません。もう片輪の信頼関係を構築する力なくして、成功への道は開きません。

私の尊敬する先輩がこんなことをお酒の席で言っていたことを今でも覚えています。

『成功する人間は成功するため行動を無意識レベルでやっている。だからその行動をみれば将来、成功するか否かはわかる。』

ねぎお自身は成功者と呼べるには程遠い存在ではありますが、非常に恵まれていることに周りに成功している方が沢山います。そんな方々と行動を共にする中で、気づいた共通点があります。それは『感謝を忘れない』こと。

冒頭にも触れましたが、人間は忘れやすく、慣れる生き物です。辛いことも、嬉しいことも、成功したことも、失敗したことも、助かったことも、有難かったことも、忘れていきます。そして、当たり前になって慣れてしまうのです。

慣れるということは時にして、とても恐ろしいものです。

・仕事をいただいているお客様
・仕事を紹介いただいたパートナー
・仕事を一緒懸命やってくれるメンバー

あんなに有難かったことが当然になり、謙虚さを失い、時には不平や不満すら吐き連ねてしまいます。そんな内面の心情は、言動や態度に必ず滲み出てしまうものです。その毒素がせっかく気づいた信頼関係を崩すのはあっという間です。タイトルに付けた”信頼を蝕む行動”がまさにこれです。

何度も言いますが、人間は忘れやすい生き物です。だからこそ忘れないように、思い出す努力が必要なのです。その努力を当たり前にできる人が、信頼関係を築き、成功を掴んでいくのだと思います。

ねぎお自身、今の自分があるのは、周りの方々のおかげと100%と断言できます。

特にボスであり、オーナーである林さんがいてこそ今の自分があります。詳細は省きますが、これまで林さんがいなければ絶体絶命のピンチを乗り越えられなかった機会が何度もあります。この具体的なシーンを定期的に思い出すように心掛けています。このNOTEがその役割を果たしているとも言えます。

20年近く、ビジネスを一緒にやっていれば、衝突することや意見がズレることもあります。それが継続することの難しさでもあると思います。それを可能にし、固く長い信頼関係が崩れないのは、『感謝を忘れない』ことに尽きると思っています。

多くの人を見てきた中で、林さん程のスパーGIVERは世の中にそういないと思います。その隣に常にいるねぎおは、受けたGIVEを忘れていってしまう人を多く見てきました。

『あのピンチの時には、あんなに頭を下げてお礼を言ってた人が、、、、』

人の心の移り変わりには驚くばかりです。ねぎお自身はそれを反面教師にしている一面もあります。

信頼関係を築くことは時間も労力もかかります。崩れるときは一瞬です。

2年前にコロナで厳しい時に仕事をくれたパートナーや顧客のことを覚えていますか?

人間は忘れる生き物です。だからこそ忘れないように努力する人が信頼を獲得できるのです。

感謝を忘れないようにするためには、ちょっとしたコツがあります。自分の身に起きていることに対して、こう呟く癖をつけてみてください。

『有難いなぁ』と。

仕事がもらえる、仕事がある、給料がもらえる、ご飯が食べれる、健康でいられる、ちゃんと眠れている、生きている。些細なことに感謝できる人間は感謝をする習慣が身に尽きます。よって感謝忘れることはなくなります。

つまりは、人間力を高めるということに繋がっていくわけです。

サクラサクという会社、そしてそこで働くメンバーは、この人生で最も大切な姿勢『感謝を忘れない』ということを改めて、念頭に置いて、素晴らしい人生を築いて欲しいと願うばかりです。

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