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サクラサクアカデミー第2期Day8 開催レポート(2/19)

<新規事業の学校「サクラサクアカデミー」Day8が開催されました>
日時:2022年2月19日 14時-17時30分
内容:最終発表
講師:高森厚太郎先生・山崎伸治先生

2022年2月19日サクラサクアカデミーDay8。

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2021年10月にスタートしたサクラサクアカデミー第二期が、いよいよ最終日を迎えました。
最終日となるDay8では、これまでチームで半年間かけて練り上げてきた新規事業モデルの最終プレゼンテーションを行います。
最終プレゼンテーションは、第一期に引き続き「SAKURA PITCH 2022」として講師とゲストを投資家に見立てた仮想のピッチイベントとして開催しました。
オーディエンスには講師と受講生の他、一部の受講生の派遣元である大手企業の役員、当アカデミーの第一期生の方々にゲストとして参加していただきました。

オープニングメッセージとして山崎先生から受講生に伝えられた言葉に、会場の緊張感と期待は最高潮に達します。

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「今日は完全なピッチ大会です。講師である私も高森先生もゲストも投資家として最終プレゼンテーションを聞き、投資家として質疑応答をしていきます。時間とルールを意識して、緊張感を持って発表に臨んでください。楽しみにしています」

各チーム、最終プレゼンテーションで与えられた時間は15分間。
4チーム全てが与えられた時間を上手く活用し、当アカデミーの講義とメンタリングで得た学び、そしてメンバー一人ひとりの経験とチーム力を最大限に活かした特色あるプレゼンテーションを行いました。

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繰り広げられるのは、限られた時間とルールの中で、様々な工夫を凝らしたプレゼンテーション。

まずはチームメンバー紹介に始まり、エグゼクティブサマリーで事業の大枠が示されます。
続いて、社会課題とチームの問題意識の明確化サービスの詳細市場と競合の調査結果がまとめられ、それらを踏まえた競合との差別化や優位性具体的に、ロジカルに検討した説明があり、最後に実現に向けた収支計画事業へのビジョンと想いが伝えられます。

各チームのビジネスプランは、起業家メンバーが展開している子ども向けサービスチームメンバーの原体験から課題を見出したもの、ターゲット層へのヒアリングを重ね海外のサービスやシステムに着想を得たもの、綿密な市場調査に基づいたメンバーの特性やリソースの活用が見込めるもの、近年注目が集まっている金融教育をテーマに取り上げたものなど、どのチームも時流に沿っていて、かつ事業の将来性が感じられる興味をひくものでした。

全てのチームの発表が終わると、投資家としての講師陣からの質疑応答に移ります。

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事業理念と販売するプログラムの繋がりは何か?」
競合にアイディアを取られた場合、どう対処するのか?」
何をドライバー(きっかけ)としてサービスを買ってもらうのか?」
「実際にお客様がサービスを購入する際、受け取るまでのプロセスは具体的にどうなのか?」

高森先生の投資の判断基準である「①物になるか②稼げるか③化けるか」山崎先生の投資の判断基準である「①社会性②独自性③経済性」これらを満たすビジネスになり得るのかという観点から、事業計画の詰め切れていない点や、予測されるリスクを突くような質問が投げかけられました。

最後に、講師陣とゲストによる講評です。講師陣は投資家の顔から講師の顔に戻ります。

山崎先生からは、
「総じて、プレゼンテーションのレベルが高くて感動した。どこを誤魔化していて、どう詰め切れていないのか、事業計画を見ればプロの投資家には分かる。そのような点を突いた投資家の質疑にどう答えるか、そこに経営者の在り方とチームの在り方が出る。プレゼンの準備はもちろん、質疑についても想定し、準備をしておくことが大切である」
と、全体の講評が伝えられた後、各チームについて良かった点・足りなかった点の詳細な講評が伝えられました。

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高森先生からは各チームの講評と共に、
「プレゼンテーションの仕方について、今回のプレゼンは投資家に向けて行うものである。原稿ではなく伝える人を見て大きな声で話すこと事前の準備を行い、オーディエンスを飽きさせない工夫をし、本番は根拠なき自信を持って、目的を果たすためにやり遂げること。
そして投資家は、投資『するか・しないか』の視点で事業計画の内容をチェックしている。では、投資家の判断基準『①物になるか②稼げるか③化けるか』は、それぞれ何を元に判断しているのか。『①物になるか』は、人・物・金の根拠ある経営資源であり、『②稼げるか』は、誰に何をどのようにして売るのかという点、『③化けるか』は、マーケットがあり伸びる業界であるかと、経営チームの質である」
と、発表の基礎とともに今後受講生が事業を行なっていく上で、大きなヒントとなる視点が伝えられました。

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受講生も、最終プレゼンテーションと約半年間の当アカデミーを振り返ります。

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「アカデミーを通して一番の財産になったことは、常に経営者としてのマインドを持つことができるようになったこと。半年間は、それに気付けた時間だった」
「私の経営者としての視座を上げることができた。アカデミーでのフィードバックを、チェックリストにして、今後も進んでいきたい」
指揮命令系統がない中で、1つのものを創る難しさコミュニケーションを学んだ。そして、ゲスト審査員から伝えられた『人は財産』という言葉に共感した。アカデミーで出会えたメンバーとの縁を大切にしていきたい
「アカデミーで出会ったメンバーの繋がりから、とあるカンファレンスに参加して初めてのピッチを行い、良い結果を残すことができた。半年前、このアカデミーに来なければしなかったチャレンジ。これからも学んだことと、頂いた縁を大切にしながら事業を発展させていきたい」

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全てのプログラムを終えた受講生全員に、修了証書が渡されました。

最後に山崎先生から
「それぞれが自身の事業や仕事を抱えて時間が限られている中、本当に多くの時間を使い真剣に取り組まれていたと思う。その苦労全てが学び。そして、私自身が事業を長年続けていて感じることは、『人』が全てであるということ。出会った人を大切に進んでいって欲しい」
と、当アカデミー第二期を総括し、受講生の将来にエールが贈られました。

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全てのプログラムを終えたサクラサクアカデミー第二期。
約半年間で、大変興味深い4つの新規事業の企画が誕生しました。

経営者のマインドと、多くの学び、大切な仲間
受講生は、ここ、サクラサクアカデミーから経営に欠かせないそれらのことを得て、これからも社会に新たな価値を提案し続けます

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