大人の遠足だ〜(立山三山縦走)最終日
おっさん!いびきうるさいんですけどー!
登山の程よい疲れでぐっすり眠れるかと思ったのに、部屋は暑いわ、いびきはうるさいわ、熟睡出来ずにいたら、いつの間にか外が明るい。(山小屋は相部屋です。他の夫婦と4人でした。)
昨日の登山の様子はこちら↓
慌てて飛び起き、
寒くない様に上着を着込み!外へ出る。
立山の後ろから日が登る様だ。
太陽は見えないが、外はもう明るい。立山は太陽を背に受けて、黒々と私を圧倒する。
今日もいい天気だ。風は少しあるが、
雲一つない。
今日はここ室堂から、立山方面に、天狗平、弥陀ヶ原と歩いて下る、予定だったが、
美味しい物も食べて帰ろう!計画から、
おっさんから、
「金沢が新幹線使うと20分で行けるから、せっかくだから行かないか?」
と提案を受け、お財布と相談した結果、金沢に立ち寄る事にした。
なので、室堂〜天狗平〜弥陀ヶ原を少し歩いて途中で引き返し、天狗平に戻りバスに乗る。そしてバスとケーブルカーで一気に立山まで降る事にした。
まだ静かな室堂平を、名残り惜しみつつ写真を撮りながらバスターミナルへ向かう。
室堂でお土産を買い、おっさんは重たい荷物を宅急便で送り(私は背負って帰ります。)8時過ぎ、「玉殿の湧水」をお水のボトルをつめて(立山の地下から湧く湧水、冷たくて美味しい)
室堂から草原の斜面を天狗平に向けて下る。
だんだん遠くなる立山。
するとまた顔を出す剱岳。
(しょうがない、私に付き合って歩いてやるか)
という感じだったおっさんが急に興奮する。
「おー、剱岳だ、ここからも見えるんだ!」
「ねー、この道もいいでしょ?」
いろんな角度から見る剱岳。
おー、今度は左側のギザギザがよく見える。
いつの間にか、私も剱岳のファンになっている。
天気が良くて、気持ちいい道をゆっくり下る。夏の花の季節は綺麗だろうな。
天狗平のバス停を確認してから、弥陀ヶ原方面に歩く。
ここから、右と左と道が分かれる。
左側の道は沢が流れている。
沢の石の上を歩く様に、こちらの道を下って行く。ハイマツが両脇を覆い、滑りやすい岩で、以外と急勾配だ。
木道が続き、池塘が広がっているのは右側の道だったようだ。30分くらい歩いたところで引き返し、天狗平でコーヒーを飲みながら、バスを待つ事にした。
絶景の中のコーヒーは最高。ようかんと一緒にいただく。空気も澄んでいて美味しい。ずっとここに居てもいいなぁ、気持ちいい。
バスが来た。
予約をしてないと乗れないかもしれない、とチケット売り場で言われたが、幸い席は空いていた。
歩こうと思っていた弥陀ヶ原をバスはクネクネと下っていく。池塘が広がっているところでは、バスを停めてくれる。
「わーわー、きれいきれい!」
という横で、おっさんは爆睡している。
この後も、称名滝、大杉、観光ポイントを案内しながらバスはケーブルカー乗り場の美女平に到着。
ケーブルカー、富山地方鉄道と乗り継いで富山駅に13時に到着した。
富山湾の採れたて魚のお寿司を頂いて、
富山名物、紅ズワイガニ、蛍いか、さわらの炙り、美味しかった!満足!
単品でノドグロを頼もうか、どうしようか迷ったが、一貫900円だったので今回は見送った。
新幹線で、金沢へ
甘いものを食べようと、ひがし茶屋街へやってきた。
着物姿の若い子がたくさんいる中で、
おっきなリュックを背負っている私達は、目立つ目立つ。
「山行ってきたんですか〜?」
どの店に入っても聞かれる。その度におっさんは自慢気に、立山を三山縦走して来たと、言っている。
(あれ?富士の折立と、大汝山の山頂は踏んで無いですよね?)
かわいい町屋でスイーツを頂く。
神社を巡り、おみくじ引いて、
金沢の棒ほうじ茶をお土産に買って、
帰路に着いた。
いっぱい乗り物に乗って、
快晴の中、山をたっぷり歩き、
美味しい物を食べ、金沢を観光して、
たっくさん遊んだ、盛りだくさんな今回の山旅。
楽しかった〜、大満足です。
電車の中で、乾杯して、アワビご飯を食べていたらおっさんが、
「山小屋の布団硬くてさー、寝られなかったよ。」
だって。
(えっ!あの〜、わたくし、あなたのいびきで寝られませんでしたが、)
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