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久しぶりの日和田山



登山靴を、新調した。
6年履いた私の最初の山登りの相棒は、かかとの溝がすり減り、靴紐をひっかけ、ギュッと締める為のビスが緩んで来てしまった。

登山中に、事故があっては危ない。
ご苦労様する事にした。

新しい靴は、
お店の女性にフィッティングしてもらって、
ミドルカットの登山靴にした。

今までハイカットで、足首までしっかり覆われた登山靴を履いていたのが、足首のホールドがないのは少し不安だが、軽くて軽快に歩ける。

早く、山歩きで履き心地を試したくて、
近くて岩場もある山、日和田山にやってきた。

標高305m、埼玉県日高市の低山だ。
山登りを始めたばかりの頃、よく登った山、何年ぶりだろう。

最寄駅の高麗駅を降り、
まずは、曼珠沙華で有名な巾着田に向かう。
残念な事に、今年の曼珠沙華まつりは中止になり、曼珠沙華は全て刈り取られてしまったらしい。
山頂から、赤い曼珠沙華が眺められると思ったのに、残念だ。
曼珠沙華には、何の罪も無いのに。

もう一つのお楽しみが、巾着田の辺りにあるベジタリアンカフェ

「阿里山カフェ」(アリサン)

お肉を食べない私は、
動物性食品を使っていないこのカフェが大好き。

スパイスが効いていて、どれもこれもおいしい。
近年の健康志向で人気があり、下山してから行ったのでは、ランチは無くなってるだろう。

今日はここで、ランチしてから日和田山を目指す事にした。

今日のランチ


大豆ミートのピタパンと、
かぼちゃのココナッツスープ。
川とほとりの席でいただいた。風が気持ち良くて、
ゆっくりしたくなっちゃう。

お腹も満たされて、
登山口に向かう。

休日とあって、登山口は家族連れも多い。

サクサクと、登り始めると、まもなく鳥居が現れる。その先には、男坂と女坂に登山道が別れる分岐の道標がある。


一般的に男坂は険しい登山道で、女坂は緩やかな登山道。

今日は新しい登山靴の試し歩きたがら、迷わず岩場の男坂に向かう。

すると、すぐに岩場が現れる。岩はここ最近の雨降りで湿って滑り易い。
私の後からきた女性は、
「わー、滑る。」
と言って、女坂の方へ戻って行った。

靴紐を締め直して、
手袋をはめて、大きな岩を登る。
手と足を使いながら登っていく。楽しい!

楽しい岩登りも少し、すぐに展望が開てきて、岩場に鳥居が見えてくる。


登ってきた方をふりかえると、眼下には薄曇りの中に巾着田がぼんやり見える。



この岩の上でランチをしている家族もいる。
いい眺め。でも山頂はここでは無い。さらに上に登る。
山頂は人も多く、展望は北側で巾着田は見えなかったので、スルーして、次の山へ向かう。

物見山。誰もいない山頂で
コーヒータイムにした。
ちょっと晴れ間が覗く。



次に北向地蔵。
ここから、五条の滝まで沢沿いの道、きれいな沢の水をピチッピチッ、楽しい、涼しい。



そして五条の滝を巡って
武蔵横手駅に戻った。

五条の滝は有料になってしまっていた。
時間外の為門が閉まっていて、見学できなかった。

久しぶりに訪ねた日和田山、3時間半ぐらいのトレッキング。
以前より道は整備され、道標もわかりやすかった。
変わった所と、変わってない素朴な町。

至るところに、野菜の無人販売所。

「日和田山登るの?、気をつけてね」

と声をかけてくれるおじさん。

のんびり時が流れる町。
好きだなぁ。






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