見出し画像

日本最後の秘境「雲ノ平」と日本最奥の秘湯「高天原温泉」3泊4日

興奮冷めやらぬうちに記事にしようと思っているが、眠い。
今日の富山の山々は雨。でも下山の日。
12時30分に予約した登山口を出るバスに乗るため、雨がザンザカ降る中、5時に山小屋を出発した。
だから眠い🥱

「いつかは行きたい雲ノ平」
「いつかは行きたい高天原温泉」

と唱える様に言っていたが、いつかなんてない!いつかは来ない、今年は行く!と決めて休みを取った。
どのコースをどの様に、どこに泊まって歩くか?どこのコースを歩いてもロングコースなのだ。3泊はしないと行けない。
雲ノ平に行くなら、高天原温泉にも入りたいけど、雲ノ平の更に奥だから、体力、時間に不安がある。泊まりで4日も山を歩くのは初めてだし、1日に歩く時間が長い、自信がなかった。

だから今回は雲ノ平だけ行くと決めて、小屋を予約の電話をしたら、まさかの予約いっぱい。
「行かない」という選択肢はなかった。
それならば、高天原山荘に泊まる。予約を入れた。
泊まる山小屋は決まった。歩くコースも決めた。が、ワクワクより、ずっと私に歩けるのか?不安だった。

スタートは20日、富山駅から立山方面の電車に乗り換えた。そこで見たこれ


急に、ワクワクしてきた。登山に来た!山に来た!って感じた。今日から4日も山にいられる。
不安は吹き飛んだ。

有峰口から登山口の折立に行くバスに乗ったのは、私と男性2人の3人だけ。

誰からともなく
「どちらまで?」
と話が始まる。3人とも今日の目的地、宿泊先の山小屋は一緒だった。

登山口はまずまずのお天気。

「今日は、よろしくお願いします。」

と挨拶をして、登り始める。

最初は辛抱の2時間、展望がない樹林帯をひたすら標高を上げていく。
途中、写真を撮ったりするうちに、抜きつつ抜かれつつしながら、3人同じ様なペースで歩く。

登山道に水芭蕉が

樹林帯の登りを我慢して登り切ると、一気に展望はひらけ、大好きな稜線歩きが始まる。
景色のいいベンチでお昼にして、2人の男性と飴を交換したり。

その後は、楽しい木道の続く稜線歩きだ。
左側には、一人の男性が明日登るという「薬師岳」が見える。
熱心に写真を撮っている。

反対側に見えるのは、もう一人の男性が登るという「黒部五郎岳」かなぁ、と言うと

「もっと奥だから、見えないよ。」

と言っていた。

ニッコウキスゲ、チングルマの綿毛、その他いろんなお花が丘に咲いている。
それを眺めながら、ルンルンと歩く。

気持ちいい〜、大好き稜線。
両手を大きく広げて深呼吸する。
リュクの重さを忘れてしまうぐらい、足取りは軽く。
予定の時間より30分も早く、山小屋に着いた。

山小屋の東側には、明日行く雲ノ平が見える。

一回谷を下って、登り返した台形の草原だ。

ここで初めて、こんなに今日登ってきたのに、
また下って登るの?と知った私。
大丈夫か?私。


この記事が参加している募集

#アウトドアをたのしむ

10,447件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?