見出し画像

「あっ、ダメだ!溢れてる」養蜂奮闘記

思うように、全ては上手くいくわけではなくて、
それでもミツバチ達の世話を続けている。ミツバチの野生の力を信じて。


1週間に1度だが、蜂の様子を見に行っている。
ここのところ雨が続いていて、
早咲きのおかめ桜が終わった後は、蜜を出す花がなくて、心配している。

巣箱の周りには、どんな花が咲くんだろう?改めて、畑の周りをプラプラと歩く。
と、頭の上で盛んに蜂の羽音が聞こえる。
ふっと、見上げると、小さな白い花が無数に咲いていて、蜂達がその花に群がっていた。

5年もこの畑に通ってるのに、この花に気づかなかった、なんて言う花だろう?


花の蜜を取りにいっている、安心した。

今日は、朝から雨だったが、雨が止むのを待って、畑へ行く。
雨が上がったと同時、気温が上がって暑い。

蜂達は、巣箱を出て、盛んに空高く飛んでいる。

「あー、元気でよかった」

中の様子を見る(内見という)
2群(巣箱2つ)からお世話を始めたが、
1つは、ダニに感染しているようで、
暖かくなったのに、蜂児(蜂の子)が増えない。
はちみつが採れる様にするには、
巣箱を蜂でいっぱいの状態の強群に育てあげなければいけないが、
1つは難しい状況だ。弱いこの群には、いつも砂糖水の餌を与えて帰ってくる。

もう1つの群は、
私はすでにこの群の蜂に2回刺されているくらい、元気というか、落ち着きがない。
今日も恐る恐る、蓋を開けると、

「ヤバイ!溢れてる〜」

蓋の裏側に蜂達がいっぱい。
蓋を開けたら、溢れてゾロゾロと出てくる。いつも蓋を開けると、勢いよく飛び立つのに、今日は大人しい。
増えすぎて、雨もあって餌が足りて無い様だ。それより、居場所が無い様だ。巣枠を1枚足して、10枚にした。
新しい巣箱を上に積み上げて、2段にしてあげなければいけないが、
注文した巣箱がまだ届かない。うーん悩ましい、居心地が悪いと蜂達は家出してしまうので!心配だ。


それでも、卵から孵った幼虫がたくさんいる様で、花粉を足の袋にたっぷり溜めた働き蜂が、巣の入り口にたくさんいる。自分の妹達が可愛くてしょうがないのだろう、かわいい💕

2段にしてあげなくちゃいけないのに〜、
ソワソワしながら、出来ない事はしょうがない。

「もう少し我慢してて」

と、帰路に着く。

畑の周りでは、野イチゴが咲き始めた。

今日の暖かさで、桜ソメイヨシノも開くだろう。
みかんの蜜を採るまで、後1ヶ月ちょっと、元気な大きな群になります様に!

美味しいはちみつがたくさんとれますように!

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?