私の恋愛日記18サクラ君と隣の部屋

サクラはめちゃくちゃマメな男の子だった。
名前がややこしくなるので
私←さくら
サクラ←フミ君 となった
私が帰ると先に合鍵でお家に入って
料理を作ってくれる

DJの時とは大違いだ
ただちょっと変わっているのは
【絶対に泊まらない事】
不思議だったが普通に実家は近かったのでそんなに気にはしてなかった

……そんな事よりも、最近入ってきたお隣さんが気になっていた

いつも歌が聞こえる……
別にいいのだが
ドタンバタン夜中に何かをやっている
でも、フミ君とのH中には静かになる
私は声も出せないし2人でコソコソしなくちゃいけなかった
聞き耳立てられている気がしたのだ
私「フミ君……横の人女?男?」
フミ「わっかんねぇ…こえぇ」
フミ君はある事をする
ベランダから横を見れるように鏡を出して引っ張り棒をくっつけて
横を覗いたのだ

「やっべーさくら見る?」
フミ君は言う
私は好奇心旺盛で見てしまった

絶句した
引っ越ししてきて僅か1ヶ月で
大量のゴミ袋の山
私と同じ位の女の子が寝転んでいる

ヤバッ
と声を出してしまった
フミ君は急いで私を部屋に入れる
バレたかもしれない……

それから大変な事が起こる

私が外に出ようとしてもドアが開かない……
何かにつっかえてる
??
えっ?ゴミ袋??
バンと開く
そこにはショートカットの女の子が廊下に寝そべっていた……
私……
…怖い……どうしよう。
フミ君が後ろから覗く
「はぁ?おいお前何してんねん」
その子は私達に向けて水鉄砲で遊ぶ
私「冷た……」

フミ君「何か変な匂いがする」

隣のドアは少し開いている
フミ君は勝手に開けた

ゴミ袋からガスのような充満した匂いがする
フミ君「火事だ!」
消防に電話をする

すぐに警察、消防車がやってきた
《ゴミ袋の中のタバコが原因らしかった》
女の子は抱えられていく
私達の方を見てニヤッと笑ったのが
怖かった。
続く

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