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109 伊織、龍星
ガチャガチャ…
ドキッ
*伊織さんが帰ってきた*
大丈夫なのだろうか。この状況は
龍星「さくら?大丈夫だよ。伊織には言ってある。ミルク飲ませるから持っていくって」
ホッ
だけど伊織さんは機嫌が悪い
伊織「何で龍星がかおる抱いてんだよ……」
今更だが、子供の名前はひらがなの
*かおる*になった
漢字にすると名字と合わせて良くないらしい
あて字が流行っていた時だったので
ひらがなの かおる は先生達から喜ばれた
伊織さんは龍星に*早く帰れ*と言っている
龍星は「さくら疲れてるやん。ちょっと交代するわ。
さくら?寝ておいで?」
ワタシは結構限界だったので有難く
別室へ行った
隣の部屋には伊織さんと龍星
ボソボソ聞こえる
その時 とあるワードが聞こえた
*DNA鑑定しようかな笑*
*俺も思ってた*
ワタシの心臓はバクバクする
やめてほしい
ぶっちゃけていうと産婦人科が血液型教えてくれなかったからこのまま
なぁなぁでいこうと思っていたのだ
ワタシは起き上がって2人のとこへ行く
龍星と伊織さんはびっくりしていた
ワタシ「ワタシも混ぜて笑」
龍星はまだかおるを抱っこしている
伊織さんは龍星にミルクの作り方を教えてもらっていた
他人から見ると何て微笑ましい光景
ワタシは複雑だ
そんな幸せな生活もまたすぐ崩れる
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