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111 ちずという女

ワタシは何だか嫌な気分で握手をする
ちずはニコニコしている

そして、龍星はスカウトの仕事、
伊織さんは経営者の集まりに行った

シーン……

ワタシは喋らず携帯をいじっていた

すると急にちずが座りこみ

「良い子ちゃん疲れません?笑」

タバコを吸いながら言った

ワタシはすかさず
「タバコは子供の前では吸わないでほしい。悪影響だから」

そう言ってもちずは無視する
そして
「さくらさん?龍星は誰も好きにはならないですよ?」
ワタシ「何で急に龍星?ワタシ人妻だよ」

ちずはニヤっと笑い
「龍星の事は私がよく分かってます。
今まで多数の女の子達や彼女見てきたけど…
龍星優しいから皆勘違いしちゃうんですよね」

ワタシは段々イライラしてくる
「何を言いたい?」

ちずは笑いながら
「さくらさん?伊織さんが居てくれて良かったですね〜。
このポジションは私だけのモノですから。誰にも譲らない。」

ワタシは黙る

だから、男が関わってくるような女関係は嫌なんだよ……

ワタシはとりあえず今日は大丈夫だからとちずに伝え帰ってもらった。

何だかな……

その後伊織さんから着信が
伊織「さくらちゃん、ちずが来て良かったなぁ。これで休めるやん♪
俺、このまま店行くからまた後でな?」
伊織さんはちずがまだ居ると思っている
……
ワタシはある人に電話をする

「はい。もしも〜し。さくら?ちずは良くしてくれた?」
ワタシ「帰らせた。っていうかもう来ないでいいよ」

電話の相手は龍星だ
龍星「どうした?ちずが何かした?」

ワタシは泣きそうだ

龍星は何かを感じとったのか
龍星「もうちょい女の子送らなあかんから 終わったらすぐ行く!」

ワタシは嬉しかった

ピンポンピンポン
思ったより早く龍星は来た

オートロックを開ける

龍星は家に入るなり子供を見てから
ワタシに抱きつく

ワタシ「いーよ。龍星。優しくしてくれなくても」

龍星「ちずと何かあった?」

ワタシは答えなかった

龍星は何かを考えていた

龍星「伊織はまだこの家にちずが居るって思ってるんやろ?
俺はちずから連絡きたから知ってるけど」

ワタシ「ちずちずうるさい」
龍星は変な顔をしている

分かっている
これはただの嫉妬だ

龍星は急にキスをしてきた
ワタシ「やめて!」

龍星「やっぱり何かあったんやな……
俺はちずとは幼なじみみたいなもんやから…知らない事もあるかもしれない」
ワタシ「誰にでも良い顔するからっ
こうなるんよ!」

ワタシは書いていてとても恥ずかしい

ただの嫉妬だから……

ワタシは小さな声でごめんなさいと言った

龍星は顔がニヤケていた
龍星「やばっ 俺めちゃくちゃ嬉しいかも…」

ワタシ はとても恥ずかしい

龍星は急に

「そろそろかおるも大きくなってきた事だし…2人目どうですか。姫」

ワタシは顔が真っ赤になった

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