124 ヤバい人間ワタシと闇金②
ワタシのミナミでの評判はとても良かった
【さくらちゃんはとても良い人】
の烙印が押されていた
ワタシはアフターケアを怠らない
例え、女の子がおかしくなっても最後まで付き合った
だが
皆が皆そうではなくて
やはり分かる人には分かるのだろう
お父さんが行きつけであったちょっとヤバめの人ばかりが居るBAR
ワタシはそこに1度挨拶をしに行かなければならなかった
ワタシは《同じ組の娘達》76.77参照
のあやか、ミユウ、マナのお父さんに会いにいった
だけど中々来ない
*どうしたんだろう*と振り向くと
ジッとワタシを見ている人が居た
何だ?
その人は店員に頼みワタシに赤ワインを。
ワタシは驚いてその人に挨拶をしにいく
BOXに1人で足を組んで座っている
見た目、輩っぽい男性
ワタシ「ありがとうございます!」
その人はニヤリと笑い
「いーよ さくらちゃん」
と言った
??
なんで名前……
ワタシ「1度お会いしましたか?お名前は?」
「…伊藤」
多分偽名だろう
ワタシは少し考えて叔父さん達が来るまで話す事にした
こういう所がワタシの悪い所だ
関わらなければいいのに…
~~~~~~~
長くなるので割愛します
伊藤さんとワタシは意気投合してしまった
色々な闇の世界を教えてくれる伊藤さん
ワタシはワクワクしながら話を聞く
ワタシ「それで?どうなったんですか?」
伊藤さんは段々と酔っ払ってきている
伊藤「ハハッさくらちゃん。面白いね。一緒にお仕事できそうだ」
三姉妹の叔父さんは用事ができて来れなくなった
ワタシは考える
話を聞いた感じこの人は闇金だ
ワタシを*小娘*だと思い使おうとしているのでは?
……でもその頃のワタシは鬼畜だ
使わせるように見せかけてワタシも切り札の時にだけ使わせてもらおう
ワタシ「伊藤さん♪番号教えて♪」
伊藤は気を良くし連絡先を交換した
後々にこの人は大活躍する
そしてワタシは家に帰る
龍星から鬼の着信がきていたからだ
ワタシはそろりと家に入る
龍星はゲームをしながら寝転がっていた
ワタシは何も言わない龍星が怖い
「あいつらとは関わらん方がええよ」
龍星は顔が広い
あいつらとは伊藤さんの事だろう
ワタシ「龍星?どんな人か知ってるん?何でワタシなんやろ…」
龍星は来い来いと言ってワタシを膝の上に乗せる
*さくらは何を生き急いでる?*
そう言いながらワタシの指にはめてある指輪を取る
ワタシは取り返そうと頑張る
龍星「コレ。つけてるからいつまでも呪縛が解けないんじゃね?」
分かってる
そんな事は分かっているのだ
龍星は抱きしめてくれた
優しい
優しいよ?龍星。
そんなんじゃワタシはまだ変わらないよ?
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