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59 ワタシは

ワタシは寝室に戻った
やっぱり体調が悪い
さっきの事で余計にだ

ガチャ
ビクッ

伊織さんが入ってきた

伊織「さくらちゃん?」
ワタシは顔が見れない

伊織さんは
*そのままでいいから聞いてほしい*と、言った
伊織さんは語る
伊織「今日はな?龍星がえみなに
*さくらがオレ(龍星)と喧嘩して
伊織に泣きながら助けを求めて
伊織が慰めていた*  って聞いたんだ」

ワタシ…話が違う……

伊織「で、リスカして血まみれの動画送ってきた。やばいと思ったから
えみなの家に行った」

ワタシは振り返った
ワタシ「龍星が嘘をついたって事?」
伊織「さくらちゃん本当にごめん。
龍星がそこまですると思わなかった」
ワタシ……
ワタシはゆかさんの話は言わなかった
伊織「どうしたら信じてもらえる?
えみなとは何も無かったよ
*腰も痛いのもあるし*」

ワタシは顔が真っ赤になる
思い出したら恥ずかしい……
何時間していたか分からない位だからだ…

ワタシは決めた
ワタシ「伊織さん?過去は過去だよ
ワタシも良い事はしてきてない。
ワタシが伊織さんが好きなのは変わらない」

伊織さんは泣きそうだ
伊織「俺はさくらちゃんを客としてなんて見た事無いよ。
本当に好きなんだ。こんな気持ち学生時代以来なんだ」

ワタシは起き上がる
ワタシ「伊織さん?ギューってして?」
伊織さんはキツイ位に抱きしめてきた
伊織「さくらちゃん……お家引っ越そうか」
ワタシ「……龍星?」
伊織さんは頷く
伊織「龍星もさくらちゃんに本気なのはよく分かった。
この家に居ると、客にバラされてしまうかもしれない」
ワタシ……
確かに龍星はおかしかった
何するか分からなかった

ワタシは
*伊織さんの好きなようにして?*ワタシは着いて行くしかないよ
と言った。

すると、突然

急に目の前が暗くなり息がしずらくなった
*何?どうしよう……苦しい*
伊織さんはすぐに気付いた

ちょっと待ってて!と言い紙袋を持ってくる
袋を被せられる

ハァハァハァハァ

龍星も心配そうに寝室に入ってきた
龍星「さくら!大丈夫か?」
伊織「ゆっくりゆっくり呼吸して」

心臓がドクドクドクドクいってる
ワタシはどうなるのか……

伊織さんは精神安定剤を持ってきた
伊織「紙袋で治らないからコレ飲んで?」
ワタシは言われるがまま錠剤を飲む
龍星「お前のせいやからな」
伊織「話は後で」
龍星「俺だったら精神的に不安にさせない」

1時間ほど2人とも居てくれた
ワタシは息がやっと落ち着いてきた
情けなくて涙が出てくる

ワタシ「2人ともごめんなさい」
伊織「さくらちゃん?まだ寝ておこう?」

2人はお互い話をすると言って寝室から出ていった

続く

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