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89 龍星の気持ち

ワタシは初めての経験で
しかも見ているのが龍星で

多分いつもより濡れていた…

ワタシはいんらんだ
こんな自分が嫌すぎる

伊織さんはやめない
嬉しそうにワタシの髪の毛を触ってくる
顔を無理矢理自分に向けて声が出ないように口を塞いでくる

ワタシは失神しそうだった

その時
「もういいやろ?」
龍星がこちらへやってくる

ドキドキドキドキ
心臓が脈打つ

伊織「龍星。何や。もう見てらんないって?」
龍星はワタシの側に来てワタシの顔を撫でる

龍星「伊織。分かったよ。これで分かった」
伊織さんは満足気だった

龍星「もっと諦めきれなくなった」

伊織「はぁっ?」

龍星はワタシの顔を撫でながら
「さくらは俺に感じてたんだよ
お前じゃない。」

そう言って龍星は語る
龍星「伊織の本気は分かった。
以前、えみなの時もたまたまやけど俺見てしまったからな。
えみなには前戯適当でイカせる事してなかったもんな。
伊織だけが満足していたイメージ」

伊織さんはちょっとキレている
伊織「客相手やと1日何人しなあかんねん。こっちもしんどいねん」

龍星は伊織さんの言葉を無視して
ワタシにタオルをかけてきた
龍星「さくら?大丈夫か?寒くない?」
ワタシは恥ずかしいのと何を言っていいのか分からなくてタオルで身体を隠す
ワタシはチラリと龍星を見る

龍星は愛おしそうな顔をしていてワタシはびっくりした
嫌われるかと思ったのに……

何を考えているの?

伊織さんは苛立っていて
龍星を帰らせようとする

龍星は「またね?さくら。」

と言って家を出ていった

その後の伊織さんはワタシのタオルを取って
伊織「龍星邪魔なんだよ。居なくなればいい。そしたらさくらちゃんは俺だけのモノだ」
そう言いながらまたワタシを辱める
ワタシ「伊織さん…ワタシは伊織さんの奥さんだよ?何で龍星の事そんなに気にするの?」

伊織さんはワタシの言葉を無視して
*さくらちゃんをぐちゃぐちゃにしたい。俺だけのモノにしたい*

とつぶやきながら
ワタシは何回も絶頂に達しているのにずっと

*嫌だ嫌だ。さくらちゃんは俺のモノだ*
伊織さん……?
何でなん?
伊織さんおかしいよ

ワタシ「どうしたらいいの?」

伊織「一緒に〇のう?」

ワタシは今までちゃんと気付いてなかったのかもしれない
伊織さんの気持ちを。

……だってワタシは確かに龍星に見られている間…いつもより濡れてた

龍星じゃなかったら多分無理矢理止めてた
伊織さんは感じとっていた?

ワタシ「伊織さん!!ワタシ伊織さんしか見てません!」
この言葉しか見つからない

伊織さんは突然ピタッとやめて

伊織「ごめん…さくらちゃん。俺
気持ち悪いよな?」
ワタシ「気持ち悪くないです!嬉しいです…」

伊織さんは「さくらちゃん。身体洗ってあげる。お風呂行こう?」

と言って
ワタシは浮かない顔をした伊織さんをどうやったら明るく出来るか考えていた
続く

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