2人目ーオニギリ男子ー

バチェラーデートでマッチングした2歳年上の男性。事前のメッセージのやり取りは、好印象だった。

「18時だと間に合わないので、18時半でもいいですか？」
「場所はこのままで問題ないですか？」

バチェラーデートから指定されたのは、18時に広尾のカフェ。

考えてみれば、私も18時では間に合わない。
場所も広尾より恵比寿の方が都合がいい。

結局、18時半に恵比寿待ち合わせになった。
(この時点で、お店は相手に任せることに)

ただ、最後のやりとりで相手から送られてきたある言葉が気になった。

「身体デカいので、イケメンは期待しないで下さいね！」

思わずプロフィールを見た。
身長は170cmと書いてある。

……デブということ？

反応に困ってとりあえず、
＂わかりました！＂と返信した。

そして待ち合わせ直前。
会議が長引いて遅刻しそうと連絡が。

＂この状況だとお店も決めて無さそうだなぁ＂

「良かったら、お店適当に探して入っていましょうか？」

一見、相手を気遣うようだが、これには裏がある。

もし微妙な相手だったらお茶だけでサクッと帰れるように、カフェ利用でも食事でもどちらでも平気なお店を選ぶための……リスク管理である。

「お願いします！入って暖かいものでも飲んでてください」
「黒のスーツに白シャツ、黒のリュックです」
「デカいのですぐわかると思います」

このメッセージを見て、私は怖くなった。
一体どんな大きな人が来るのかと。

脂肪たっぷりのくまのプーさんタイプか
筋肉ゴリゴリのゴリラタイプか。

いままでのどんなアポより緊張したかもしれない。

そこへ現れたのは。

オニギリみたいな男性だった🍙

顔がオニギリで、体型はお相撲さん。
名探偵コナンに出てくる元太くんが、実写で成人した感じ。

目のやり場に困りつつ、とりあえず話してみることにした。

営業職のその人は、デブキャラが売りらしく、時折りデブジョークを交えてくる。

「でね、その上司というのが、僕と同じくらいのデブなんですよ！(真顔)」

「……これは、笑っていいところで合ってます？(真顔)」

「いやもう、笑うところですから！！(笑)」

全然面白くない。

人材系の仕事から今の会社に転職するまでずーっと営業だったらしく、会話力はまぁまぁある。

それに、営業楽しい、得意と言い切るところは凄いと思う。(私は苦手だから)

ただ、どう考えても恋愛はできないなぁって思ってしまう。(だって目のやり場に困るくらいのおデブさんなんだもん。)

一生懸命中身を見ようとしたけど、中身も微妙だった。

☑︎デブを改善しようとしてない
☑︎嫌いな食べ物が多すぎる
☑︎1人っ子でジャイアン気質がある(自称)
☑︎18時半過ぎのアポで20時まで時間取られた

特に嫌だったのは最後かなぁ。
バチェラーデートは1時間くらいお茶しましょうというのが前提。

だけど、この時間のデートだと大抵の男性は「お腹空いてますか？」って聞いてくれる。

遅れてきたのに、ごはん食べました？とか、そういう気遣いなくお茶一杯で20時まで引っ張られたのは嫌だったなぁ。。。

19時45分くらいに「2杯目頼んでいいですか？」って言うから、思わず20時には帰りたいって言ったけど……何時までいるつもりだったのか。

というわけで、次はありません。

許容範囲を遥かに超えたおデブちゃんでした。
(お口が悪くてごめんなさい)

一応、記録のために有料部分にプロフィールとスペックをメモしておきます。

……見なくていいよ😂

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さくら