eスポーツチームがスポンサー獲得する時のコツ

息をするようにさらっと宣伝です。

令和2年3月9日にアップしました「YouTubeで解説!eスポーツ経営学」の中でも触れておりますが、日本における市場規模の約8割がスポンサーというデータがあります。

これはeスポーツチームに対してのみではなく、eスポーツ大会等のイベントに対するスポンサーも多く含まれているでしょう。勿論、eスポーツチームが主催するイベントに対するスポンサーも含まれます。

そんなスポンサー獲得における商談について本日は触れていきます。

まずは社長と会うべき

社長とはその会社の最高決裁者と言えます。
大企業の社長に会うことはできないでしょうけど、中小企業の社長であればすぐに会うことができるでしょう。

これを踏まえた上で、話を進めていきます。

スポンサー獲得営業で最も大切なのは「交渉相手を誰にするのか。」です。

誰と会うか。
これによって提案する方法も断然に変わってきます。

例えば、決裁者と合わない場合は、商談の段階で絶対にスポンサーしてくれません。
さらに、持っていく資料も様式を変える必要が出てくる可能性があります。
非決裁者へ商談する時は、口で補足説明を行いますが、非決裁者が決裁者へ商談する時は、自分がしたような補足説明を決裁者へ行ってくれるとは限りません。
むしろしてくれないと思ったほうがいいでしょう。

そこで、決裁者が資料だけみて実際に会いたいと言わせるように資料を作り込まないといけないんです。

一発目の情熱が伝わらない上に、数のないeスポーツチームだと検討されてしまったら殆どの確率でお断りメールか、音沙汰なし状態でしょう。

そこで、最高決裁者の社長と仲良くなって商談するべきなんです。

実際、私人生で初めて起業した会社に来たサッカーチームのスポンサー営業で、私の部下が対応し、私に資料だけ渡ってきたチームはお断りしました。内容があまりピンと来なかったんですよね。

しかし、地域の野球チームは私へ直接アポイントを取ってきて、私に商談を持ちかけてきました。
とてもわかり易く、会社にもメリットがある案件だったので契約を交わした経験があります。

社長へ提案することを第一目標にしよう

前述の通り、社長へ提案することが一番の目標になります。

しかし、社長に提案することなんて容易なことではありません。
電話だとそもそも取り合ってくれません。

せいぜい営業電話と勘違いされてガチャ切り必須です。

じゃあどうすればいいのか。

とりあえず、社長に会える機会を増やすことが重要です。

・交流会
・所属可能な経済団体への所属
・SNS等の活用

最初の数人の社長に会って、想いに共感してくれれば、その社長から様々な社長を紹介してくれるようになります。

社長の性格を知る

社長も人間です。

正直な話性格が合わないなぁ。
って思っている人に会社の経費を充てるなんてことはよっぽどなメリットがなければありえないでしょう。

そこで、社長と知り合えたらとにかく仲良くなることです。
少し泥臭い話をしますが、社長に気に入られるかそうでないかで、協賛のハードルは桁違いに上下します。

事業が気に入られたら、社長の性格を知り、実際の商談時に優位に動けるように仲良くなっておきましょう。

まとめ

大企業からのスポンサーは公募を行っているか、大きなチームでなければかなわないと思っていいでしょう。
公募しているパターンで資金的な援助を一発目に行っていることなどほとんどありません。
例外があるかもしれませんが、期待しないほうがいいです。

小さなチームであれば、小規模な会社や個人のスポンサー様へ営業をかけることが重要になってきます。

そこから徐々にチームが大きくなっていければ、だれもが知っている企業からスポンサーをもらえたり、スポンサーをもらっている小規模な企業が誰もが知っている大企業に成長したりします。

資金がなくて苦しいときは必ず出てきますが、あきらめずに努力すれば、いつか気にかけてくれる企業が現れます。

eスポーツ発展のために、一緒に頑張りましょう。

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