スポンサーを離さないためにやるべきこと
皆様こんにちは。
前回まで、スポンサーを獲得する方法についてお話を致しました。
今回は、そのスポンサーの契約を続けるために必要な事を書き綴っていきますが、これはスポンサー獲得時の状況によって大きく左右される部分があるので、一概にこの方法が正しいと言い切れません。
さて、大変な準備を行ってきてやっとの思いで契約できたスポンサーとのやり取りも、1年の契約を満期で終えて終わるなんて寂しいですよね。
経営面もそうですが、精神的なダメージは計り知れないと思います。
では、短命契約にならないためにはどうしたらいいのか、私なりにまとめましたので御覧ください。
長期的な目線になる
1年だけに固執してはいけません。
私もeスポーツ選手やチーム様からスポンサーになってくれないかと営業されることが度々あるのですが、よく言われる例が下記です。
・今年中に◯◯大会で優勝します!
・今年は◯◯というイベントをやるので、そこでchouetteさん広告します!
・今年中にYouTube◯◯万人突破する見込みがあります!
こういう言葉に対して「じゃあ来年は?」と聞くと皆様黙ります。
目先のことを考えるのは重要ですが、長期的な目線になるのはもっと重要。
上記に合わせて、
・今年中に◯◯大会で優勝し、そこで向上した知名度を使って△△します!
・◯◯というイベントを行い、そのイベントを利用して地域を△△します!
・YouTube◯◯万人突破したら、将来△△します!
など、しっかりと設計計画がされていることが分かれば、継続的に応援しようという目線で契約してもらえます。
今後戦績が向上すれば、戦績ありきで契約してくれる企業が多くなります。
なので、目の前の戦績維持向上というのは必要なのは大前提として、将来的な目線としても持っておかないといけません。
短期に固執すると、短命で終わりかねません。
結果を重視し過ぎない
eスポーツに関わらず、スポーツというのは結果が大事。
これは紛れもない事実です。
しかし、
結果が芳しくないからスポンサー契約終了します!
だと経営として成り立ちません。
一生結果を追い求め続けるにも限界がやってきます。
そこで、企業のメリットや社会貢献要素をとりいれて、提案しておくことが重要なんです。
eスポーツというものの特徴をよく理解し、引き出しを多くすることで様々なメリットを企業側へ提供することができます。
業績が悪くても、そのメリットが機能するのであれば契約は続くでしょう。
費用対効果オンリーで話をしない
費用対効果を示すには重要です。
しかし、費用対効果の結果をしっかりと実現できているのかと問われれば、サッカーのJリーグチームですら厳しいと言わざるを得ません。
費用対効果のみでスポンサー契約をしてしまうと、契約満期時に費用対効果が見られなければ契約更新されないということになります。
費用対効果以外に得られるメリットを提示することで、継続して更新してくれる確率がものすごく上がります。
特に地方や小さなチームであれば、費用対効果オンリーでスポンサー契約を締結する流れは危険です。
情報提供を定期的に行う
スポンサー契約してもらいました!
じゃあお金は毎月振り込んでくださいね!終わり!
ここまでは極端ですけど、スポンサー企業はチームがどういう事をしているのか常に気にしています。
例えば、試合結果やイベント開催結果など。
こういう結果が伴う情報には価値があります。
また、eスポーツ業界の情報も常に提供することも重要です。
eスポーツについて企業は全くの素人というのがほとんどでしょう。
その素人でもわかるように、eスポーツが今こういう状況で、チームとしてはこういう行動を今後行っていくつもりです。
など、常に企業とコミュニケーションを取っておきましょう。
これによって、気持ち面で離れていき、契約が解除されるリスクが極限に少なくなります。
今後契約企業が多くなってきて、面倒になったとしても、メール一斉送信やHPなどのコラム掲載とかでもいいので、情報の提供と共有はしっかり行い、信頼関係を築いていきましょう。
結果以外もアピールし続ける
スポーツは結果が大事ですが、全てでは有りません。
選手や代表の考え、チームの運営方針なども重要になってきます。
実現したい想いや、eスポーツを通じて行いたい社会貢献などを常に企業とのやり取りの中でアピールしましょう。
その熱い想いに共感して、応援してくれる企業はいます。
他人事のように情報を提供するだけでなく、主観を加えた情報を加えていくことも大切になってきます。
社長だけでなく、社員も喜ばせる
私もそうですが、社長は自分のことより会社を大事にする傾向があります。
一人社長でない限り、会社は社員がいなければ成り立ちません。
社員の事をよく考えている社長であれば特に、社員を喜ばせることも重要になってくるでしょう。
・社員をeスポーツの試合に招待する
・親子でeスポーツをしてもらい絆を深める手伝いをする
・eスポーツ教室を開く
社員の過半数をチームのコアなファンにしてしまえば、社長も安易にスポンサー契約をやめることができないでしょう。
このeスポーツチームがなければ、会社の活気が損なわれてしまうと思わせてしまったら勝ちですよ!
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