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【猿でもわかるeスポーツ経営学】チームで稼ぐためのマーケティング手法【第四話】

この記事を書いているのが2月の中旬なんですけど、花粉がそろそろやばい時期になってきました。

最近はPITTAマスクとお友達になっています笑

さて、本日は【猿でもわかるeスポーツ経営学】の本題と言っても過言ではない話の内容に入ります。

この半年間色々なeスポーツチームを運営している人たちの話を聞いてきた結果、最終的にはこういう形でeスポーツのチームを利用した経営戦略と組織体制で挑み、その上でマーケティングをしないといけないと感じたので、今回で詳しくお話をさせていただきたいと思います。

序章から第三話までは、基本的な前提知識として持っていただき、この第四話でeスポーツチームに特化した手法をお伝えします。

※この記事は途中から有料になります※

マーケティングとは。

そもそもマーケティングとはよく聞くけど、どういう意味なのかを簡単に解説します。

マーケティングというのは概念であり、組織が行う活動の中で、顧客が本当に求めている商品やサービスを作り、その情報を発信して、顧客がその価値観を効果的に得られるようにすることを言います。

eスポーツチームで当てはめると、オーディエンスやファンに対してどれだけの情報を届けて、チームに対する価値を見出だせるか考える概念。

少し混乱するかも知れませんが、価値観をどれだけ提供できるかを考えていく必要があるというのが大前提になります。

経営学の大家、ピーター・ドラッカー氏も言っておりますが
「マーケティングの理想は、販売を不要にするものである。」
ということ。

お客様から 買いたい! と言わせるような仕組みを作る必要があります。

そうするためには、顧客のニーズに合った商品を、適切なターゲットに向けて発信していくことが大事であり、それを達成するために、商品から販売戦略の策定広報宣伝にその効果検証までの一連のプロセスを一貫して計画した上で実行、管理をする組織体制を整えることが重要になります。

すなわち、商品が売れる仕組みを作ること。
これが所謂マーケティングです。

マーケ活動の種類

◯市場調査

まず、「顧客が求めているものはなにか。」を知る必要があります。
そこで市場調査を行います。

モニターへのアンケートや国の機関が出している統計データを調べたりしながら、定量的なデータを把握します。
eスポーツ関連であれば、Twitter上でこういったデータを発信している人やメディアがあるので、一度調べてみるといいと思います。

そうしてeスポーツ市場の定量的なデータを把握します。
顧客の年代や性別に近い人たちを集めて座談会を行ったり、サービスを実際に受けてもらって意見を募ったり、定性的な情報も把握します。

◯広告宣伝活動

せっかくeスポーツチームとしていいサービスが提供できるとしても、知ってもらえなければ意味がありません。

そこで行うのが広告宣伝活動です。

マスメディアに広告を出す方法や、インターネットへの広告を出す方法なども最近では一般的になりました。
また、マスコミに記事として無料で取り上げてもらうPRや、口コミを広めるバズ・マーケティングなど、方法は多様化してきています。

◯効果検証

市場調査や広告宣伝活動を行った所で、どこまでの効果が得られているのか検証を行います。

マーケティング活動にかかった費用と、それによって得られた売上を算出して、費用対効果をはかりましょう。

しかし、eスポーツチームの事業に関して、売上と直接的な関係を測定するのが難しい場合がほとんどだと思うので、その場合は売上ではなく、「認知度の向上」や「見込み客の獲得」など、ある程度の指標を使いましょう。

例:イベントの宣伝と動員数など

マーケティング戦略

マーケティングの戦略として一番いいのは「3C」です。

3Cの内容については第一話でお話をさせていただいておりますので、ここでは割愛させていただきます。

顧客が何を求めているか?
これを調べるため、3Cによるマーケティング・リサーチを行います。
SWOT分析も併用して、自分達のサービスの強みや弱みを書き出し、3Cで顧客と競合と自分達を比較し、改善を加える戦略がセオリーです。

eスポーツチームで一番必要なデータって何?

eスポーツチームでお金を得るのに一番必要なデータはズバリ。

コンテンツとそれを常に認知している人の数です。

この先から、私独自の取材と私の今までの経験を基に、eスポーツチームでビジネスをしていくための具体的な方法を公開するため、有料になります。

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