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はしか感染増加で厚労省注意呼びかけ1977~1990年生まれの方は要注意!

厚生労働省は、昨日3月12日、はしか(麻しん)が世界的に増加傾向にあるとして、急きょ注意を呼びかけました! 

平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本がはしかの排除状態にあることが認定されたのですが、現在は海外との人的交流が大きくなり、先日も、3月8日にも中東から帰国した5人がはしか感染と判明、厚労相が注意を呼びかけたところです。

長い潜伏期間で、感染の輪が拡大

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。つまり、10日間は自覚症状がなく、人に感染させてしまう状況でも普通に生活してしまうということです!
ウイルスは、空気感染飛沫感染接触感染で、人から人へ感染し、その感染力は非常に強いといわれています。

ワクチン接種が最も有効

はしかは感染力が強く、手洗い、マスクのみで予防はできません。
はしかの予防接種が最も有効な予防法です。

どんな人が対象?

定期接種は強制ではないため、必ず受けているとは限りません。
平成12年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回のはしか含有ワクチンを受ける機会がありますが、それ以前に生まれた方は、定期接種として1回のワクチン接種の機会があった、もしくは定期接種の機会がなかった方です。

施策の差があり年齢(時代)によって免疫力取得の%は違いますが、
結論的には、1977年~1990年生まれ
の方が、1回しか予防接種を受けていない年代となり、免疫が十分身につかず感染しやすい方もいると考えられます。
2度ワクチン接種を受けた記憶がない方で、海外渡航の予定のある方、海外の方と交流がある方は、一度医療機関にご相談ください。

感染症との長い闘い、天然痘撲滅

人類が地球上から撲滅できた唯一の感染症は「天然痘」のみです。日本における最後の天然痘の患者の発生は1974年、世界では1977年です。1980 年 5 月、世界保健機関(WHO)は天然痘の根絶を宣言しました。
2022年、天然痘ウイルスに近縁なサル痘ウイルスによるサル痘患者が英国より報告され、また、欧州、米国、日本でも確認されました。
これだけ海外との交流が多くなった現代、身近なところに感染の危険性は常にあります。恐れ過ぎず、過敏にならず、情報は得るようにしましょう。
『国民のための名医ランキング2024~26年版』252頁より




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