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熱中症予防に、緑茶・コーヒー、ミネラルウォーターも△、災害級の猛暑、もう一度水分補給を復習しよう。

もう2カ月近く、「熱中症予防」の水分補給について、テレビで連呼されている気がします。内心「もうわかっているよ!!」という気持ちでしたが、今一度、基本を確認してみました。一緒におさらいしてみましょう。

水・冷水・ミネラルウォーターノンカフェイン(麦茶など)△

水だけの水分補給では体液中のイオンバランスが保てません。体液内の塩分濃度が薄まると喉の渇きは収まりますが、代わりに尿意を催し大量に尿の排泄につながります。塩分を同時に摂りましょう。

緑茶・コーヒー△

カフェインを含む飲料は利尿作用があり、体内から水分を排出してしまうため、熱中症予防としての飲み物として効果的ではありません。
体に一番良いような気がしていましたが、熱中症予防には△なんですね。

スポーツドリンク◎

※ナトリウム(塩分)+カリウムがバランスよく含まれているもの

大量に汗をかく場合に適しています。糖分も含んでおり長時間の労働や運動の場合に、ナトリウム(塩分)と一緒に摂ることによって、腸管での水分吸収を促進する利点があります。

経口補水液◎

熱中症の症状が現れている状態などの救急処置時の摂取が効果的です。常に飲むにはスポーツドリンクなどが適してします。
下痢の時にも使えるので、家に常備して置きたいですね。

味噌汁○

体液と塩分濃度が近いため、汗として排出された塩分の補給に最適です。
経口補水液に近い飲み物です。
お昼ご飯で飲むと良いかもしれませんね。

牛乳○

ナトリウム(塩分)は少ないですが、たんぱく質(アルブミン)を含んでおり、血管内に水分を取り込み、血液を増やす効果があります。血液量が増えると体温調節がしやすくなります。即効性はありませんが、熱中症予防に効果が期待できるということです。意外な感じでした。

お酒(ビール、サワー、冷酒、水割り)など✖

アルコールを熱中症予防に飲む方はあまりいないでしょうが、アウトです!アルコールには利尿作用があります。冷やして飲むことにより自律神経を刺激し早く尿意を覚えます。脱水状態に陥りやすくなります。

20~30分ごとにカップ1~2杯程度摂取する

スポ―ツドリンク又は経口補水液等を20~30分ごとにカップ1~2杯程度摂取することが望ましいといわれていますので、想像以上に多い水量が必要です。外にいると、気が付かずに時間が経ってしまっています。

早期治療、早期発見

体調があまり良くことが普通になっている今日、不調はそのまま放置せず、早めに受診しましょう。