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災害への備え、代用が効かない医薬品、携帯したいお薬手帳

いざ避難所に行った時、手元に日々服用する薬が減っていくのは心細いもの。本当は少し多めに手元に置いておきたいものですが、あまり多く処方してもらえない薬もあって。そんな時、やはりお薬手帳は必携ですね。
特に、糖尿病の持病をお持ちの方は、薬や注射薬の用量を間違えると命にかかわるので、「~という薬を飲んでいた、~くらいだった」ではなく、用量用法がきちんと記載されているものを携帯しておきましょう‼

糖尿病患者さんの災害への備え

どんな病気であっても、災害時には対応に苦慮します。特に、糖尿病患者さんは薬の調達や食事面でのケアが重要です。
公益社団法人日本糖尿病協会では、ホームページで、「大災害でも生き残るために~これだけはやっておこう~糖尿病連携手帳挟み込み型防災リーフレット」を公開しています。A4両面1枚を四つ折りにして携帯できます。
表面は、災害への準備として、薬剤等の非常時携行品リスト、薬剤の名称や避難所情報、地域の災害拠点病院の連絡先記入欄に加えて、災害発生時における糖尿病管理の心得がまとめられています。裏面は、避難生活における食事と運動のワンポイントアドバイスを掲載しています。
以下、一部紹介いたしますので、是非リーフレットを携帯してください。
◇災害時に最低限持ち出すべきものリスト(いつも一カ所にまとめておく)
・ インスリン自己注射セット
  (インスリン製剤、注射器、注射針、消毒用アルコール綿など)
・ 経口薬  ・ 糖尿病連携手帳  ・ 保険証(コピーでも可)
・ 血糖自己測定器(センサー、穿刺器具、消毒用アルコール綿など)
・ お薬手帳 (薬局でもらう薬の説明書き、コピーでも可)
◇災害時の心得
1)食事と水分はしっかりとりましょう。
2)飲み薬やインスリン注射は状況に応じて調整しましょう。
3)できるだけ体を動かし、同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。
4)手洗い、歯みがき、うがいをして細菌・ウイルスによる感染症を防ぎま  しょう。
5)怪我をしたら傷を放置せず、きちんと手当てをしましょう。
6)発熱・嘔吐・下痢・脱水などの症状が出たら、すぐに診療所、医療救護
  所へ行くか、巡回している医療スタッフに症状を伝えましょう。
『国民のための名医ランキング』より

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